“稀代の司令塔”シャビが現役引退、指導者への転身を発表!「ポゼッションサッカーを取り戻す」

2019年05月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

スペイン代表ではメジャー大会3連覇を達成

バルサのパスサッカーの中心を担ったシャビ。21年のプロキャリアに終止符を打った。(C)Getty Images

 バルセロナのレジェンドで、現在はカタールのアル・サードでプレーする元スペイン代表MFシャビが、今シーズン限りでの現役引退を発表した。スペイン紙『Marca』など、複数のメディアが報じている。

 現在39歳のシャビは、21年に渡る現役生活を終えてユニホームを脱ぐことに際し、次のようにコメントしている。

「これが選手として最後のシーズンとなる。でも、指導者としての将来を楽しみにしている。指導者としての私の哲学は、ヨハン・クライフとラ・マシア(バルサの下部組織の総称)の影響を受けて長い時間をかけて培ってきたスタイルだ。バルサのサッカーこそが最大の要素で、それは、攻撃的で、フィールドを支配する、子どもの頃から僕たちが愛してきたポゼッションサッカーへの回帰だ」
 
 1991年にバルサのカンテラに入団したシャビは、98年8月にトップデビュー。ジョゼップ・グアルディオラの後継者として、瞬く間に司令塔の座を不動のものにし、パスサッカーの"心臓"としてチームを牽引した。

 15年夏に退団するまで17シーズンに渡ってプレーし、8度のリーグ優勝、4度のチャンピオンズ・リーグ制覇に貢献。2000年に初キャップを刻んだスペイン代表でも主軸を担い、EURO2008、10年ワールドカップ、EURO2012という前人未踏のメジャー大会3連覇の原動力となった。

 はたして、稀代のゲームメーカーがどんな指導者になるのか。第2の人生に注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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