もはやアヤックスのCL決勝進出は確実⁉敵地で先勝してホームで逆転されたのは過去に1チームしか…

2019年05月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

アウェー3連勝で決勝進出が視界に

15分にファン・デベークが先制ゴールをゲット。これが決勝点となった。(C)Getty Images

 快進撃が止まらない。4月30日のチャンピオンズ・リーグ(CL)準決勝・第1レグで、アヤックスは敵地でトッテナムに1-0と勝利し、ファイナル進出に向けて前進している。

 ラウンド・オブ16で王者レアル・マドリーを、準々決勝で優勝候補の一角ユベントスを破って勝ち上がってきた"オランダの雄"は、15分にドニー・ファン・デベークのゴールで先制すると、そのまま逃げ切って先勝した。

 破竹の勢いで突き進む若きチームは、このまま決勝の地マドリードに向かうのか。UEFA公式サイトやデータサイト『Opta』などの統計は、アヤックスの23年ぶりのファイナル進出を後押しするものばかりだ。

 過去のCL準決勝で、ホームでの第1レグを落として逆転突破できたのは、17回中一度しかない。その1チームというのは奇しくも1995-96シーズンのアヤックスで、相手はパナシナイコスだった。

 しかも、トッテナムはUEFA主催大会のホーム初戦を落とした過去3回、いずれも敗退に終わっている。過去のデータから見ると、スパーズ敗退の可能性は極めて高い言えそうだ。

 逆に、アヤックスは、UEFA主催大会でアウェーでの初戦を制した28回のうち、ラウンドを突破したのが26回。さらに、CL準決勝を5度以上戦ったチームの中で、ファイナル進出の確率が75パーセントと歴代4位を誇る。
 
 94-95シーズン以来24年ぶりの欧州制覇をも期待させるデータがある。決勝トーナメントに入り、アヤックスはアウェーで3連勝を飾っているが、これは過去に2チームしか成し遂げていない快挙だ。

 そしてその2チーム、2012-13シーズンのバイエルンと、17-18シーズンのマドリーは、いずれもその年の大会を制している。

 エリク・テン・ハーグ監督は喜びを隠しきれない。英公共放送『BBC』によると、指揮官は「アウェーでトッテナムに1-0の勝利。素晴らしい結果だ」と話している。

 そのうえで、オランダ人指揮官は「来週、仕上げをしなければいけない」と、ファイナル進出が決まってはいないことを強調した。

「素晴らしい結果で、勝利に満足している。だが、まだ半分が終わったところだ。決勝に進むためには、さらに向上しなければいけない。我々は日々、向上したいと願っている」

 現地時間8日に行なわれる第2レグで、アヤックスは決勝進出を決められるか――。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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