番記者が選ぶ、平成の名古屋グランパスベスト11! ピクシー、ウェズレイ、ケネディ…クラブに名を刻んだ豪華助っ人陣

2019年05月01日 サッカーダイジェスト編集部

光った助っ人の貢献。10年にリーグ制覇!

今井氏が選んだ名古屋グランパスの平成ベストイレブン。助っ人の高い貢献度が光る。

【ベスト11選出理由】
両サイドバックは個人的に印象に残るふたり。前線はヴァスティッチ、玉田、本田ら推したい選手は多かったが、実績も考慮し助っ人カルテットに。この4人のプレーから受けた衝撃は忘れられない。
 
 
【名古屋グランパスの平成史】
 92年に入団したリネカーこそ期待外れだったが、名古屋の歴史を振り返ると、どの時代にも強力な"助っ人"がいたことが分かる。確かに小倉隆史、中村直志、本田圭佑ら日本人の好タレントにも恵まれた。それでも、ストイコビッチ、トーレス、デュリックス、ヴァスティッチ、ウェズレイ、マルケス、ケネディ、ジョーら"クラッキ"たちの貢献度は非常に高く、96年には後にアーセナルの指揮官となるアーセン・ヴェンゲル監督の下で天皇杯を制している。
 
 その歴史の中で最強チームと呼べるのが、悲願のリーグ制覇を成し遂げた10年のスカッドだろう。監督としてクラブに舞い戻ったストイコビッチ監督の下、楢﨑正剛、田中マルクス闘莉王、ダニルソン、玉田圭司、ケネディ、金崎夢生らの力をフルに活かし、リーグを席巻、ACL初出場も果たした。
 
 ただその後、成績は下降線を辿り、17年には初のJ2降格を経験。立て直しへ白羽の矢を立てたのが風間八宏監督で、指揮官は「自分たちも楽しみ、観客を楽しませる」エンターテインメントに富んだスタイルを標榜。昨季は過去最高の平均観客数を記録するなど成績とともに人気も回復しており、新たな時代を作りつつある。
 
本文=本田健介(本誌編集部)、番記者=今井雄一朗(フリーライター)
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