「平成最後のゴール」は浦和の興梠慎三!節目のゴールはキングカズに並ぶJ1通算139得点目!

2019年04月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

平成ラスト弾は三浦知良に並ぶ一撃。このゴールに興梠は…

偉大なストライカーに肩を並べた興梠。平成ラスト弾と合わせ、記憶にのゴールになったのは間違いない。(C)J.LEAGUE PHOTOS

 平成最後のゴールは、浦和のストライカーが土壇場で決めた。
 
 4月28日、各地で平成最後のJリーグが開催され、最も遅い16時キックオフで行なわれたのがJ1・9節の清水対浦和、J2・11節の山口対金沢だ。
 
 その中で人々の記憶に残るゴールを捻じ込んだのが、浦和の興梠慎三だった。浦和の1点リードで迎えた終盤、そのままいけば、金沢の大石竜平が"平成ラストゴール"に認定されるところだったが、興梠が90+7分に大仕事をやってのける。

 カウンターから汰木康也が右サイドを駆け上がると、ゴール前にラストパス。これを興梠が心憎いチップキックで冷静に沈め、勝負を決める2点目を決めたのだ。
 
 興梠にとって今季4得点目はJリーグの歴史に名を残すメモリアル弾。改元前最後のゴールを決め、見事に"おいしい"ところをさらっていった。しかも、J1通算139得点目は、通算得点ランキングで三浦知良(横浜FC)に並ぶ7位タイとなるおまけつき。ふたつの記録を樹立し、記念すべき一撃を彩った。

 試合後、興梠はフラッシュインタビューに登場。平成最後のゴールについては多く語らなかったものの、"キングカズ"並ぶ歴代6位の得点数については「カズさんというスーパースターと肩を並べるのは嬉しいけど、カズさんもまだ現役でいますので」と、殊勝なコメントで喜びを現わした。

 ただ、レジェンドの追い上げを警戒しているようで、「またカズさんがJ1で点を取ったら、抜かされてしまうので、今のうちにもっともっと点を取って広げていきたいと思います」とさらなる活躍を宣言。さらにゴールを量産し、興梠はまだまだ歓喜の瞬間を味わうつもりだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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