編集部が選ぶ、平成の日本代表ベスト11!「W杯限定! 実績トップは本田だが平均採点ランクでは…」

2019年04月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

世界の名FWに敢然と立ち向かった闘莉王&中澤

編集部が選んだ平成の“W杯限定”日本代表ベスト11。6大会の平均採点ランキングも公開! (C)SOCCER DIGEST

 日本サッカーが飛躍的な進化を遂げた平成の30年間。Jリーグがシーズンを重ねるごとに発展と拡張を繰り返し、日本代表は果敢に世界の壁に挑み続けた。昭和の時代にはまだ遠い舞台だったワールドカップ。目下6大会連続出場中なのだから、隔世の感がある。
 
 長くサムライブルーを取材してきた識者の方々が独断と偏見で選ぶ「平成の日本代表ベスト11」。すっかり好評を博しているが、今回はサッカーダイジェスト編集部がワールドカップ本大会での活躍度や実績、さらには本誌平均採点などから総合的に判断して、代表ベスト11を選出してみた。
 
 まずは、6大会の戦績&スタッツをまとめておこう。
 
 日本代表はワールドカップ本大会で21試合を戦い、5勝6分け10敗の成績(2010年大会ベスト16でPK戦負けのパラグアイ戦は引き分け扱い)。20得点を挙げ、28失点を喫している。すべてのゲーム、ゴール、失点がすぐさま想起できるほど、強く印象づけられている。

 
 世界最高峰のピッチに立った日の丸戦士は、総勢74名。このなかからセレクトしていこう。フォーメーションは3-5-2だ。

 まずはGK。ワールドカップで正守護神を務めたのは川口能活、楢崎正剛、川島永嗣の3人のみ。それぞれが数多の見せ場でビッグセーブを披露し、日本の躍進を支えた名手たちだ。なかでも特筆すべきは、1998年大会から4大会連続でエントリーを果たした楢崎の貢献度だろう。第1GKとなったのは2002年の日韓大会だけだが、第2GKとして常に川口と川島を盛り立て、とりわけ10年大会は縁の下でチームのベスト16進出を支えた。
 
 続いては3バックだ。10年大会で世界のストライカーを向こうに回して、高さと強さで圧倒した中澤佑二、田中マルクス闘莉王のCBセットが確定。ここに代表での本職ではないが、中盤の人選との兼ね合いにより、過去3大会でキャプテンを務めた精神的支柱、長谷部誠をリベロに据えさせてもらう。闘莉王はサッカーダイジェスト編集部によるワールドカップ平均採点ランキング(270分間以上の出場選手が対象)で全選手トップの「6.62」を叩き出している。

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