トゥーレ・ヤヤがアジア挑戦を示唆! Jクラブが獲得するうえでネックとなるのは…

2019年04月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

4度のアフリカ最優秀選手賞を手にした名手が現役続行を明言!

マンチェスター・シティやバルセロナで名声を得てきたトゥーレ・ヤヤ。そんなビッグスターがJに挑戦することになれば、さらなる世界からの注目を集められるはずだが…。 (C) Getty Images

 アフリカ年間最優秀選手賞を4度も手にした名手が、Jリーグでプレーする可能性が出てきた。

 現地時間4月20日、英公共放送「BBC」のインタビューで、元コートジボワール代表MFのトゥーレ・ヤヤが、不透明となっていた自身の去就に関して、現役続行の意志があることを明言した。

 昨年9月にオリンピアコスに電撃加入を果たしたトゥーレ・ヤヤは、同年11月に退団を発表して以来、どこにも属すことなく浪人生活を送っている。一部メディアでは、このまま現役を引退する可能性も伝えられてもいた。

 そんななか、当人が自らの去就について口を開いた。

 現役引退の可能性を問うた「BBC」の取材に対してトゥーレ・ヤヤは、「誰も僕からサッカーを奪うことはできない」と全面否定。さらに次のように続けた。

「今の自分に必要な休養を取ることを決めただけだ。いろいろな選択肢を慎重に比較し、検討することがすごく大切だと思っている。まだ2、3年はやれるから、引退なんてないよ」

 では、気になる新天地はどこになるのか? トゥーレ・ヤヤは欧州以外でプレーする可能性を示唆している。

「アメリカや中東、アジアなんてどうかな? いずれにしても、まだ、来シーズンどうするかを決断する時間はあると思っているよ」
 
 バルセロナとマンチェスター・シティという2つのメガクラブでプレーし、2011年から4年連続でのアフリカ年間最優秀選手賞に輝いた名MFがJクラブに入団するとなれば、大きな話題となることは必至だ。

 来月13日に36歳となるため、体力的な衰えには不安があるものの、最高峰の舞台で培った豊富な経験値と卓越した技術に疑いの余地はなく、まだ十分に働けるだろう。

 一方で、ネックとなるのは給与面だ。

 シティ時代には日本円で週給1500万円という高給を手にしていたトゥーレ・ヤヤだけに、それなりの待遇を要求するのは間違いない。仮にマネーゲームとなれば、財力のあるアメリカや中東のクラブにJクラブが勝てる見込みは極めて少ない。

 アフリカ・サッカー史上でも有数のフットボーラーであるトゥーレ・ヤヤが、どのような決断を下すのか。その動向から目が離せない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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