ベイルの意味深ジェスチャーが波紋!味方ファンからのブーイングに不満か

2019年04月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

一部サポーターとの溝が鮮明に。

ホームのサポーターからブーイングを受けたベイル。その表情は、プレーとともに冴えなかった。(C)Getty Images

 カリム・ベンゼマのハットトリックで、レアル・マドリーが3-0と勝利した4月21日(現地時間)のアスレティック・ビルバオ戦で、ガレス・ベイルは70分から途中出場した。

 すると、本拠地サンティアゴ・ベルナベウでの試合にもかかわらず、ベイルがボールを持つたびにスタンドからブーイングが浴びせられる。改めて、マドリーの一部サポーターとウェールズ代表FWとの溝が浮き彫りになった格好だ。

 数分後、ベイルはボールを受けると、プレー中に片手を上げる。スペイン紙『Marca』は、不満の表明と解釈できるジェスチャーだと報じた。実際その後、ベイルがコーナーキックに向かう際には、ブーイングしたサポーター以外のファンから拍手も送られたという。
 
 Marca紙によれば、試合後にベイルのブーイングについて問われたジネディーヌ・ジダン監督は、「チャンスでゴールを決められなかったのは残念だ。決めてほしかったからね。あとはいつもと同じだ。答える必要がないことには首は突っ込まない」と言いつつも。次のようにコメントしている。

「ベイルにブーイングが浴びせられ、イスコには拍手が送られるのはなぜか? 分からない」

 昨夏にユベントスに移籍したクリスチアーノ・ロナウドに代わるエースに指名されながらも、その期待に応えるパフォーマンスを残せなかったベイル。チームも不振に喘いでに二度の監督交代を余儀なくされ、今シーズン終了後に大刷新に乗り出すことが有力視されている。

 ジダン監督の構想に含まれていないとも言われるベイルはこの夏、どのような決断を下すのか。そしてそこに、味方サポーターからのブーイングはどう影響するのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事