シュートを47本も浴びせてノーゴール…アタランタがまさかのドロー! 智将は「つまらない夜」とボヤき

2019年04月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

打てども、打てども入らず…相手守護神のセーブ数は最多に。

何度も相手ゴールに迫りながらも決め手を欠いたアタランタ。それだけにドロー決着は痛すぎる結果だ。 (C) Getty Images

 打っても、打っても決まらず、アタランタの選手とサポーターは、キツネにつままれたような気分だったかもしれない。

 現地時間4月15日に行なわれたセリエA第32節で、アタランタはエンポリと0-0で引き分けた。欧州カップ戦への切符を争っているホームチームにとって、降格圏で残留を争っている"格下"相手の痛いドローだ。

 今シーズンのセリエAで王者ユベントスの65得点に続く、64得点をマークしているアタランタは、この日もエンポリのゴールを攻めたてた。だが、打てども、打てども、ネットを揺らすことができない。ゴールマウスを捉えたシュートも、エンポリの守護神バルトワメイ・ドラゴフスキに止められた。

 結局、アタランタは、イタリアのプロサッカーリーグ運営団体「Lega Calcio」の公式スタッツで32本、『Sport Mediaset』によれば47本のシュートを放ちながら、スコアレスでタイムアップを迎えた。

 アタランタは前節のインテル戦でも0-0と引き分けており、『Mediaset』は、同クラブの2試合連続スコアレスドローは2016年2月以来だと報道。データサイト『Opta』は、ドラゴフスキのシュートセーブ17本は、データ収集を始めた2004-05シーズン以降で最多と伝えている。
 
『Mediaset』によると、アタランタのジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督は、「我々は非常に不運だった。結果はとても残念だ。序盤から決定機があったが、こういう決まらない夜というのもある」と悔やんだ。

「我々にはチャンスを決めるクオリティーがなかった。それに、エンポリはユベントスやナポリ、ウディネーゼとの試合(直近3連戦)でも良いプレーをしていたよ」

 そのうえで、61歳の指揮官は、「後ろのチームたちとは勝点差をつけられたし、チームは調子が良いことを示してくれた。残りの6試合で、欧州カップ戦出場を競っていく」と、今後に意気込んだ。

 エンポリに勝利していれば、4位ミランと並んでいたアタランタだが、5位ローマに勝点1差の6位とヨーロッパリーグ出場圏内につけている。

 今後は、22日に行なわれる次節で2位ナポリ、25日に行なわれるコッパ・イタリア準決勝第2レグでフィオレンティーナと、いずれも難敵との対戦が続くが、自慢の攻撃陣は爆発するだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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