柴崎岳が約2か月ぶりの…ヘタフェは劇的AT弾で追いつくもCL圏内から転落

2019年04月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

後半アディショナルタイムにドラマが。

柴崎は久々にメンバー入りを果たすも2019年初出場はならず。 (C) Getty Images

 4月14日に開催されたラ・リーガ32節で、柴崎岳が所属するヘタフェは、敵地でバジャドリーとの一戦に臨んだ。

 昨年12月15日に行なわれた16節のレアル・ソシエダ戦を最後にまったく出番がない柴崎は、2月9日のセルタ戦以来、約2か月ぶりのベンチ入りを果たした。

 望外のチャンピオンズ・リーグ(CL)出場権(4位以内)争いをしているヘタフェは14分、FKを獲得。名手ダミアン・スアレスが狙うかと思いきや、横のマウロ・アランビアにパスを出し、このウルグアイ人MFが右足を一閃。強烈なミドルを突き刺し、幸先よく先制する。

 しかし30分、残留争いを強いられているホームチームに追いつかれる。左SBナチョのクロスを、お腹の辺りに当てて押し込んだのは、ヘタフェを"構想外"となり、今冬にバジャドリーに移籍したセルジ・グアルディオラだった。

 "恩返し弾"で追いつかれたヘタフェは、44分にCKからレアンドロ・カブレラがヘッドで狙うも枠を捉えられない。
 
 後半は両チームとも攻め手を欠き、なかなかチャンスを作り出せない。60分にようやくバジャドリーがカウンターからいい形を作るも、鋭い切り返しからケコが放ったシュートは、GKダビド・ソリアにセーブさせる。

 すると、その3分後だった。ヘタフェの左SBマティアス・オリベラが2枚目のイエローを食らって退場。残り時間、10人での戦いを余儀なくされる。

 これで流れをバジャドリーに明け渡してしまう。69分には、味方のクリアボールがジェネの手に当たってハンドを取られ、PKを献上。これをエネス・ウナルに決められ、逆転を許す。

 同点を狙うヘタフェは、87分にセットプレーからハイメ・マタが決定機を迎えるもネットを揺らせず。万事休すかと思われたが、後半アディショナルタイムにPKを獲得。これをホルヘ・モリーナがゴール中央に叩き込み、劇的な同点ゴール‼ 試合は2-2のドローに終わった。

 何とか追いついたものの、1ポイントに留まったヘタフェは、セビージャに抜かれて5位に転落。前半のヴィトリーノ・アントゥネスの負傷交代や、ロリベラの退場による対応で交代枠を使ったこともあり、柴崎に出番は回ってこなかった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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