【湘南】主将・大野和成がリーグ4試合ぶりの先発で戦線復帰! 怪我の状態は…

2019年04月15日 佐藤香菜(サッカーダイジェスト)

湘南の主将・大野和成が4節ぶりにリーグ先発

身体を張った守備で、松本のスピードスター前田大然に仕事をさせなかった。写真:滝川敏之

[J1・7節]湘南1-1松本/4月14日(日)/BMW
 
 湘南の"暴坊統率"が戦線に帰ってきた。
 
 今季から湘南の主将を務めるDF大野和成。足を痛め、4節以降は戦線から離脱していたが、6日の6節・磐田戦で控えメンバーとしてベンチ入りを果たすと、10日のルヴァン杯・札幌戦では先発フル出場。今節の松本戦で、リーグ4試合ぶりとなる先発復帰を果たした。
 
 試合開始早々から、松本のFW前田大然がエリア内に勢いよく侵入してくるのを身体を張って対応するなど、持ち前のスピードを活かして幾度とピンチをカバー。守備に安定感をもたらした。前田と対戦するのは初めてだったというが、「スピードのある選手と聞いていたので、予測とポジショニングを上回っていこうと意識した」という。
 
 さらに、機を見て相手陣内まで攻撃参加するなど、攻守に献身。まだ完全な状態ではないのだろうが、それを感じさせない見事なプレーで勝点1に貢献した。
 

 久しぶりのリーグ初先発の感触については、「前半は上手く守れていたと思いますし、後半も点を取るまではディフェンスラインも含めてうまく守れていたと思います」と手応えを感じつつも、「1点取ってからセーフティにやろうという考え方が強くなってしまって、普段だと繋げるようなところも(クリアに逃げるなど)蹴っていた」「そこはもう少しチームで冷静になって繋ぐ意識を持てれば相手のプレッシャーもうまくはがせて相手の意欲を削ぐことにもつながってゲームをうまく運べたと思います。そこはもったいなかったです」と振り返った。
 
 試合後、足を気にする場面も見られたが、それを本人に尋ねると「大丈夫です!」と笑顔で返してくれた。湘南の暴れん坊たちを統率するキャプテンの1日でも早い完全復帰が待たれる。 

取材・文●佐藤香菜(サッカーダイジェスト編集部)
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事