【鳥栖】3試合ぶり復帰のF・トーレスは不発…気になる怪我の状態は?

2019年04月15日 本田健介(サッカーダイジェスト)

チームの苦境には前を向く

川崎戦は71分から登場したF・トーレス。しかし見せ場は作れなかった。(C)SOCCER DIGEST

[J17節]鳥栖0-1川崎/4月13日/駅スタ

 川崎に0-1で敗れた一戦で、ここ2試合は欠場していたフェルナンド・トーレスが戦列復帰を果たした。背番号9が大きな声援とともにピッチに姿を現わしたのは、チームが1点のビハインドを負っていた71分。1トップに入ったF・トーレスだが、なかなかボールが回って来ない展開が続くと、自ら中盤に下りてサイドにパスを送ったが、結局はシュート0本で試合を終えた。

 コンディションはまだ万全ではないようだ。これまで発表されていなかった怪我の状態に関しては「筋肉系の負傷(太腿のハムストリング)で、ただリハビリは良い形で進みました。思ったより早く戻って来られましたが、再び同じような状況にならないようにやっていきたいです」と説明する。

 今後については「この試合の前の週からようやくグループに合流できたわけで、来週からしっかり準備したいです」と慎重に調整を続けていく構えだ。
 もっともチーム状況は苦しい。開幕から結果が出ず、7節を終えて1勝1分5敗の最下位に沈んでいるのだ。この苦境に頼れる助っ人は「(欠場した6節の)仙台戦の結果(0-3で完敗)は辛いものでした。ただほかのゲームは内容的にも悪いわけではないので、しっかり自分たちのサッカーを続けていきたいです。こういうシチュエーションで大事なことは団結すること、ひとつになることです。自信を持ってやっていきたいです」と前を向いた。

 世界を知るストライカーが鳥栖の救世主になるのか、楽しみだ。

取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事