【名古屋】激しくせめぎ合う好ゲームを終え…風間八宏監督が横浜戦後に口にした“らしい”ひと言

2019年04月14日 本田健介(サッカーダイジェスト)

ドロー決着も手応えを語る

横浜戦は1-1のドロー。ただ風間監督は試合後に一定の評価を口にした。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

[J17節]横浜1-1名古屋/4月13日/日産ス
 
 攻守が目まぐるしく入れ替わる激しい攻防戦だった。ともに攻撃的なスタイルを貫く横浜と名古屋の一戦は、1-1のドローで幕を閉じたが、ともに多くのシュートチャンスを作り、見応えのあるゲームとなった。
 
 名古屋の風間八宏監督は「感想というのは決めてほしかったなと。以上です」と苦笑いをしながらひと言でゲームを振り返る。
 
 8分に右SBの宮原和也が奪ったPKをエースのジョーが決めて先制した名古屋だったが、20分に追い付かれると、トータルで15本のシュートを放つも勝ち越し弾を奪うことはできなかった。
 
 では多くの決定機を作りながら1点止まりだった理由はなんだったのか。その要因を質問してみると、指揮官は「皆さんはどう思いますか?」と訊き返しながら、こう答えてくれた。
 
「(シュートの精度と崩しの質の問題は)どちらもあると思います。間違いなく決めなくてはいけなかったところはありました。シュートそのものなのか、その前のパスなのか、要因はたくさんあると思います。ただ多くのチャンスを作りました。だからこそ何点か入っていないといけないゲームだったと思います。そこは詰めながらやっていきたいです」
 
 
 もっともチームの成長は感じたという。
 
「前半は何人かの選手が相手を受け入れてしまった。そこは後半に話をして変えました。ただ力は付いていると思います。力は付いているので押し返せて、また言ったことができるようになってくれました。ただ今後は点差という面でそれを表わしていかなくてはいけないと思います」
 
 また互いの持ち味を出し合ったゲーム内容にも、一定の手応えを口にした。
 
「すごく緊迫した良いゲームだったと思います。 彼(横浜)らは彼らのことをやり続けた。我々もやり続けた。ボールをつなぐというか、ゴールに向かうサッカーをお互いにやることができた。そういう意味では良いゲームができたと思います。どちらもゴールに向かうということが徹底されていたと感じました。よく最近はポゼッション型とか言われますが、僕らは元からそういうことではなくてゴールを目指してきました。いかに早くゴールへいけるか。そういうところはたくさん見せられたと思います」
 
 首位再浮上のために勝点3を奪うことはできなかったが、名古屋としては一定の評価を得られるゲームになったようだ。
 
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

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