「ついに彼がやってのけた!」久保裕也がブンデス初ゴールをヘッドで叩き込む! ニュルンベルクはシャルケと引き分ける

2019年04月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

今季初ゴールを決めた久保裕也。途中出場でゴールを決めるという活躍ぶりだったが、直後に失点を喫して勝利を逃した。 (C)Getty Images

 現地時間4月12日、ブンデスリーガ第29節が行なわれ、ニュルンベルクとシャルケが対戦。試合は1-1で引き分けている。

 残留争いにしのぎを削る両チームが勝点3を獲得するために全力を注がなければならない一戦、スタジアムには両チームのサポーターが大勢詰めかけた。昨夏にベルギーの名門クラブ・ヘントから期限付き移籍で加入した久保裕也は、ベンチスタートだった。

 43分にはシャルケがゴールネットを揺らしながらもオフサイドで無効となり、アディショナルタイムにはニュルンベルクがPKを獲得しながらも主将のハンノ・ベーレンスが外すなど度々好機を逸していた陵チームは、前半をスコアレスで折り返す。

 後半、攻勢を強めたシャルケに流れが傾き始めた50分、ニュルンベルクのティム・リンボルドが負傷のためにピッチから下がったため、久保裕也が途中出場を果たす。

 久保が入ったことで、サイドからの攻撃を活性化させたニュルンベルクだが、ゴール前まで攻め込みながらもゴール前の精度を欠く展開が続いた。

 スコアレスが続いた82分、待望の先制点が生まれる。前半から攻撃の起点として躍動していたマテウス・ペレイラが、右サイドからクロスを上げる。このボールに対し、左サイドからするするっとエリア内中央に走り込んだ久保が、頭で合わせてゴールに押し込んだ。

 久保にとっては今季初、そして移籍後待望のブンデス初ゴールとなった。同放送の実況を担当したスポーツ専門チャンネル『FOX Sports』のアナウンサーは「久保が!彼がついにやってのけた! この局面で最高に重要なゴールだ!」と絶叫。

 だが、そのリードは長く続かなかった。シャルケは85分、CKを獲得こぼれ球を拾ったシャルケのオマール・マスカレルがグラウンダーのシュート。これをゴール前にいたマティヤ・ナスタシッチが足に当てて軌道を変え、ゴールに流し込んだ。

 どうしても勝点3が欲しいニュルンベルクは最後まで攻め続けたが、試合はこのまま1-1で終了。2部リーグへ自動降格圏である17位につけているホームチームにとって、先制しながらも勝点3を逃す、悔しい引き分けとなってしまった。

 次節は現地時間4月19日、アウェーでレバークーゼンと対戦する。残留争いの渦中で貴重なゴールを決めた久保は、残りのリーグ戦でもチームに貢献できるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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