「美しいプレーはブラックホールに消えた」「雰囲気にビビった…」アーセナルに屈したナポリに落胆の声続々!

2019年04月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

ELしか残されていないなかで…。

アーセナルの攻撃陣を食い止めることができずに完封負けを喫したナポリ。ELしかタイトルの望みがないなかであまりにショックの大きい敗北だった。 (C) Getty Images

 現地時間4月11日、ナポリはヨーロッパリーグ(EL)準々決勝第1レグで、アーセナルに敵地で0-2と敗れた。25分までに2点のビハインドを背負うと、逆に決定機を決め切れず……。アウェーゴールを手にすることなく、イタリアに戻ることになった。

 セリエAで首位ユベントスに勝点20差をつけられ、チャンピオンズ・リーグでは決勝トーナメントに進めず、コッパ・イタリアでも準々決勝でミランを相手に敗退。そのためナポリにとって、ELは今シーズン最後の"目標"となるはずだった。

 それだけ期待値が大きかっただけに、熱狂的なナポリ・サポーターからは怒りの声も寄せられている。巷でブラックホールの撮影成功が話題となったとあり、一部のサポーターは、画像を使って「ナポリの美しいプレーはここに行ってしまった」と揶揄してもいた。

 また、アーセナルの先制点を決めたのが、ナポリの宿敵であるユーベに来シーズンから加入するアーロン・ラムジーだったことも、ファンにとっては屈辱的だったようだ。SNSでは、「ラムジーが得点。彼はこれからユーベの選手になる。我々の悪夢は続く」「まだユーベのユニホームを着ていないのに、もうナポリに"お清め"をしている」との投稿も見られた。

 イタリア紙『Gazzetta dello Sport』によると、試合後にカルロ・アンチェロッティ監督は、「我々は驚いてしまった。状況や、何よりも雰囲気にビビってしまった」と落胆。そのうえで、「ホームの観客が我々から恐れを取り除いてくれることを願っている」と、第2レグでの逆転の可能性を強調した。
 
「アーセナルは崩せないチームだと思わない。今日以前からベスト4進出はとても難しいことだったし、これでさらに難しくなったが、それでも不可能じゃない。今日の後半の内容から再出発しなければいけないよ」

 ナポリにとって希望となるのは、UEFAが紹介している過去のデータだ。ホームにイングランド勢を迎えたここ7試合で、ナポリは5勝と好成績を収めている。一方でアーセナルはイタリアでの5試合で2勝3敗と負け越しているのだ。

 優勝候補同士の注目カードを制するのは、どちらのチームなのか。サン・パオロでの第2レグは、18日に行なわれる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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