「彼がいずれマンUやバルサでプレーしたら…」泥付き汗まみれの堂安律着用済ユニホームが、オークションで最高額を記録!

2019年04月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

ユニホームの売上金はチャリティーに

約11万円で落札された、フェイエノールト戦の堂安のユニホーム。強豪クラブを相手に1-0で勝利した一戦だった。 (C)Getty Images 

 実際に選手が試合で着用したユニホームを販売する、オランダ発の企業『MatchWornShirt』が注目されている。

 同企業は2017年にオランダの首都アムステルダムに住むゾンダーウィック兄弟が立ち上げた。エールディビジと正式に提携したサービスで、国内のみならず、現在はイングランドにもそのビジネスを広げているそうだ。

 ビジネスモデルはこうだ。試合で選手が使用したユニホームをオークションにかけ、手数料などを除いた売上金の大半は、クラブが指定するチャリティーに寄付される。例えば、イングランドで最初に提携したクラブ、ブリストル・シティーに所属する選手のユニホームが落札された場合、同市の障害者向けサッカーコミュニティに寄付されるという。

 英紙『Bristol Post』は、この取り組みについて「汗臭い、泥だらけのフットボールシャツに対する世界的な関心は高い。使用済シャツには土がつき、選手のサインが入る。これは"ほかに替えのない世界でひとつの記念品"となる。顧客は熱心なファン、企業など様々だ」と解説している。

 そんななか、"投資"としてユニホームを買われた例で最も高額な値段が付いたのが、フローニンヘン・堂安律のユニホームだという。

 2019年2月17日に行われたフェイエノールト戦で堂安が着用していた7番のホームユニホームは、875ユーロ(約11万4000円)で投資家に落札された。もちろん、この試合から出品されて落札されたユニホームのうち、最高額となっている。

 発起人のティジメン・ゾンダーウィック氏は、同紙の取材に対して、堂安のユニホームが高く落札されたことは、不思議ではないとコメントしている。

「日本代表でもある堂安のユニホームは、いずれ大きな価値を得る可能性があります。フローニンヘンはこれまでルイス・スアレス、アリエン・ロッベンなどを輩出してきた由緒あるクラブです。

 彼がいずれマンチェスター・ユナイテッドやバルセロナでプレーしたとき、このユニホームがどのくらいの価値を持つのか。想像してみてください」

 オランダ国内でも堂安に対する期待が高いことが窺えるエピソードである。

 ちなみに同企業は7月にはプレミアリーグ"最高峰"のクラブと提携し、英国内でのサービス提供拡大に力を入れてていく予定だという。チャリティーに直結したサービスということもあり、協力するクラブも増えていきそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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