19歳FWの3戦連発弾でユーベがミランに逆転勝ち!前人未到の8連覇に王手

2019年04月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

ミランに先制を許したが…。

バコヨコ(手前)のお膳立てでミランが先制するも、ユーベが地力の差を見せつけた。(C)Getty Images

 現地時間4月6日に開催されたセリエA第31節で、首位を独走するユベントスがホームで4位ミランに2-1で勝利。前人未到の8連覇に王手をかけた。


 最初の決定機はミランが迎える。開始2分、スソが右サイドからピンポイントクロスを送り、主砲クシシュトフ・ピオンテクがヘッド。これは枠を捉えられない。

 36分にはハカン・チャルハノールのクロスがエリア内でアレックス・サンドロの手に当たり、VAR判定となる。しかしミランはPKをもらえず、選手たちに落胆の色が見えたものの、その直後に試合を動かす。

 39分、レオナルド・ボヌッチがビルドアップしようとしたパスをインターセプトしたティエムエ・バカヨコが絶妙のパス。これを受けたピオンテクが右足を振り抜き、ネットを揺らす。

 これで目が覚めたのか、ユーベが猛反撃。42分にはフェデリコ・ベルナルデスキのクロスのこぼれ球をマリオ・マンジュキッチがバイシクル気味に狙うも、ペペ・レイナが好セーブ。その後のピンチも、怪我で欠場したジャンルイジ・ドンナルンマの代役を務めたスペイン人GKが凌ぎ、前半を終えた。

 
 故障でクリスチアーノ・ロナウドを欠いたこともあり、後半もなかなか決定機を作り出せなかったユーベに千載一遇のチャンスが巡ってきたのは60分。ボヌッチのロングフィードを受けた抜け出したパオロ・ディバラが、マテオ・ムサッキオに倒されてPKを獲得する。

 このPKを、ファウルを受けたアルゼンチン代表FWが自らゴール中央に決めて、同点に追いつく。この一撃で勢いに乗ったホームチームが、その後も次々にチャンスを作り出す。

 迎えた84分、66分からピッチに立ったモイゼ・ケーンが、同じく途中出場のミラレム・ピャニッチのパスを受けて、右足を一閃。見事に勝ち越しゴールを奪ってみせた。

 19歳FWの3試合ゴールで逆転勝ちを収めたユーベ。現地時間7日に行なわれるジェノア戦に2位のナポリが敗れれば、リーグ史上最速となる7節を残してのスクデット獲得が決まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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