C大阪・柿谷の技ありの一撃をスペイン人知将も絶賛!「あれは曜一朗の素晴らしいゴール!」

2019年04月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

ゴール前約20メートル、地を這うミドルでねじ込む!

川崎戦で先制ミドルを決めた柿谷。コースを正確に狙った技ありの一撃だった。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 エースが叩き出した一発をスペイン人指揮官も手放しで称えた。

 J1リーグは4月5日、各地で6節の3試合を開催。等々力陸上競技場では川崎フロンターレ対セレッソ大阪の一戦が行なわれた。試合を動かしたのは、今季いまだゴールに恵まれていなかった桜軍団のエースだった。

 22分、左サイドで丸橋祐介からのパスを受けた柿谷曜一朗は素早くターンすると、そのままドリブルで前進。ペナルティエリア手前、ゴールまで約20mの地点から鋭く右足を振り抜くと、地を這うグラウンダーのシュートがGKチョン・ソンリョンのニアサイドを測ったように正確に射抜いた。これが柿谷にとって、待望の今季初ゴール。C大阪に貴重な先制点をもたらした。

 後半は川崎がペースを握り返し、49分に知念慶の同点弾で追いつく。その後も川崎が主導権を握る展開となったが、なんとかC大阪守備陣が踏ん張り、1-1のドローでタイムアップとなった。

 試合後、フラッシュインタビューに応えたC大阪のロティーナ監督は90分を振り返り、「妥当な結果。前半はより我々が良いプレーをし、後半は川崎が良いプレーをした」と語った。

 また、柿谷の先制点については「我々が(チームとして)デザインした通りというより、曜一朗の素晴らしいゴールという印象です」と語り、スペインでは知将として鳴らす指揮官も、柿谷の個人技によって生まれた技ありのゴールを手放しで称賛している。
 
 連勝を逃す形となったC大阪だが、ロティーナ監督は「川崎を止めるのは難しい。ボールの周りに多くの人が集まって、クオリティの高いワンツーなどをやってくる。そういう相手に対して、1点は取られたが良いディフェンスができたと思う」と守備陣にも一定の評価を与えていた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【川崎 1-1 C大阪 PHOTO】試合前にはあの3人の絡みを激写!

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