ザルツブルク指揮官が来季ボルシアMG監督に就任と現地報道。南野拓実の”行き先”に影響も?

2019年04月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

「交渉は最終段階」との報道

ザルツブルクを率いて2年目のローゼ。リーグ6連覇は目前で、その手腕は高く評価されている。 (C) Getty Images

 ドイツの老舗サッカー専門誌『kicker』は、オーストリア・ブンデスリーガのレッドブル・ザルツブルクを率いるマルコ・ローゼ監督が、来シーズンからドイツ・ブンデスリーガのボルシアMGに就任する見込みだと報じた。

 先日行なわれたブンデスリーガ第27節でデュッセルドルフに敗れたボルシアMGは、現指揮官のディーター・ヘキングが今シーズン限りで退任すると発表。その後任が注目されていた。

 新監督の最有力候補とされるローゼは、これまでブンデスリーガのホッフェンハイム、ヴォルフスブルク、シャルケの新監督候補リストにも入っており、水面下で"争奪戦"が行なわれていたという。

 だが、ここに来てボルシアMGが一歩先んじ、ドイツ紙『BILD』によれば交渉は最終段階に入っているという。ローゼは2020年までザルツブルクとの契約を残しているものの、250万ユーロ(約3億2500万円)の違約金で移籍可能な条項があり、ボルシアMG側はこれを支払う準備が整ったという。

 そこで気になるのが、ザルツブルクに所属する日本代表FW南野拓実の去就だ。kicker誌は2月、今夏に多くの主力が離脱する可能性が小さくないボルシアMGが、前線の補強策として、南野をリストアップしていると報じていた。

 森保ジャパンでは主力として扱われている南野だが、5年目を迎えたザルツブルクでは絶対的なレギュラーにはなりきれていない。クラブとの契約は2021年6月末まで残っているが、恩師の"栄転"が現実となれば、来夏のブンデス挑戦を後押しするファクターになるかもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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