【名古屋】長谷川のビューティフル弾の舞台裏。こっそり行なわれたゴールパフォーマンスとは?

2019年04月02日 本田健介(サッカーダイジェスト)

あるテニスプレーヤーにまつわるパフォーマンスを披露

ゴール後すぐにベンチに駆け寄った長谷川。チームメイトと喜びをともにした。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 3月30日に行なわれたJ1の第5節、名古屋が札幌を4-0で下した一戦で、攻守に輝いたのがMFながら2トップの一角としてスタメンに抜擢された長谷川アーリアジャスールだ。

 長谷川は17分にガブリエル・シャビエルの先制ゴールの起点になると、31分にはスルーパスで追加点を演出。そして38分には味方とのダイレクトパスで中央を崩し、CB丸山祐市のラストパスに抜け出してGKとの1対1を冷静に制した。

 この得点はフィニッシュだけでなく、長谷川のシュートに至るまでの美しい崩しも評価され、DAZNが発表した同節の「DAZN週間スーパーゴール」で見事、1位に輝いている。
 
 さてオフ明けの4月1日には、長谷川がこのゴールの舞台裏を明かしてくれた。得点後、長谷川は真っ先にベンチに駆け寄ってチームメイトと喜びをともにし、その後、千葉和彦となにやらゴールパフォーマンスを披露。

 以前から千葉は「アーリアが決めた時は注目してください」と話していたが、ふたりで見せたのは、長谷川の風貌がテニスの名プレーヤー、ノバク・ジョコビッチに似ていることから、ラケットを振るジェスチャーなどを取り入れた"ジョコビッチパフォーマンス"。ただ、プレー再開まで時間がなかったために、急いで行なった感があり、「早く戻るように」と風間八宏監督に制されているようにも見えた。

 この一連の流れを長谷川は「千葉さんと点を決めたらやろうと話していたんですよ。『こういう話をしている時は本当に点が入るぞ』と千葉さんは言ってくれていて。でもやったら監督に注意されて、僕はスンと逃げました(笑)」と振り返る。

 今回はあまり目立たずこっそりと行なわれた印象だが、長谷川は「今度はもうちょっとクオリティの高いのをお見せします」とのこと。次のゴール後のパフォーマンスには注目だ。

取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

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