現代サッカー界を代表するクラックの意外な素顔が明らかになった。

　バルセロナに所属するアルゼンチン代表FWのリオネル・メッシは、まさに今のサッカー界を牽引するひとりだ。４度のチャンピオンズ・リーグ制覇や９回のラ・リーガ優勝、そして５度に渡るバロンドール受賞など、チームと個人の両方で栄光のキャリアを築き上げてきた。

　その天才アタッカーは、インタビューなどでのコメントは少なく、寡黙な印象が強い。事実、バルサのチームメイトのひとりであるクロアチア代表MFのイバン・ラキティッチは、昨年２月にスペインのラジオ局『Antens3』の取材に「彼は世界中の目が自身に向けられていることをわかっていて、シャイな人間なんだ」とこぼしていた。

　だが、カンテラ時代からメッシを知る旧友から見れば、本当の姿は一般的なイメージとは異なっているようだ。語ったのは、バルサで長年ともにプレーしてきた元スペイン代表DFのジェラール・ピケだ。
 

　スペインのTV番組『La Resistencia』に出演した32歳のベテランDFは、メッシの意外な一面を告白している。

「みんなは知らないだろうけど、メッシはシャイなんかじゃないよ。本当に皮肉が効いたユーモアを持っているんだ。僕が知っているなかでも、最もキツイ"荒らし屋"のひとりだね」

　メディアに多くを語らないメッシの意外な素顔。それはピケのような気心知れた仲間にだけ見せているのかもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部