【松本】“じゃないほう”のレアンドロ、その実力のほどは?

2019年03月31日 広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

「ラストパスが来る以前の問題だと思う」

川崎戦は68分で途中交代。ゴールという結果は示せなかったが、秘めたるポテンシャルを垣間見せるプレーもあった。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

[J1第5節]松本0-2川崎/3月31日/サンアル
 
 リーグ連覇中の川崎をホームに迎えた松本は、CFに今季の新戦力レアンドロ・ペレイラをスタメンに抜擢した。川崎の元ブラジル代表のレアンドロ・ダミアンはこの日、ベンチスタートで、出番はなかったが、松本の新エース候補はどんなパフォーマンスを見せたか。
 
 結果から言えば、期待に応えるようなパフォーマンスは示せなかった。シュートはわずか1本。川崎相手に終始、劣勢の展開を強いられるなか、FWにとっては難しいゲームではあった。
 
 チームメイトからパスを受けようとしても、なかなかタイミングが合わない。「ビッグチャンスはなかった。自分が欲しいタイミングというよりも、ラストパスが来る以前の問題だと思う」と、厳しい試合内容を振り返った。
 
 とはいえ、懐の深いプレーでキープしたり、190センチの長身を活かしたポストプレーなど、前線の基準点となり得るポテンシャルは垣間見せた。「もっともっとやらないと。自分が思い描いていた形とは程遠かったけど、前線でのコンビネーションを合わせていくしかない。これからそういう作業に取り掛かります」と、意気込みを語る。
 
 今後、さらにチームにフィットできれば、目下3連敗と低迷が続くチームの起爆剤になるかもしれない。
 
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

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