「モリヤス監督の素晴らしい“仕事ぶり”に感謝」フローニンヘン指揮官が日本帰りの堂安律に言及

2019年03月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

「”フル稼働しなかった”ことは、チームとしては朗報だ」

途中出場したボリビア戦では、中島翔哉のゴールの起点となった。 写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

 1月に開催されたアジアカップに続き、森保ジャパンの3月シリーズに招集されたフローニンヘンの堂安律は、コロンビア戦は先発出場、続くボリビア戦では61分から途中出場を果たした。

 現地テレビ局「RTV NOORD」は、現地3月30日にアウェーでAZとの対戦を控えたフローニンヘンの指揮官ダニー・バイスのインタビューを紹介。代表戦2試合を終えてオランダに戻ってきた堂安について、「代表監督がリツを2試合フルで使わなかったことは、我々にとっては朗報」と明かした。

「これからクラブでは8日間で3試合をこなさなければならない。日本のフレンドリーマッチでは、モリヤス監督は素晴らしい"仕事ぶり" で堂安を返してくれたことに感謝しているよ。

 代表での務めを終えた選手には、これからのハードスケジュールに備えて休みを与える必要がある。でも、(2~3日間の)休みを与えれば回復できる余地を残してくれていることは、本当にありがたいことなんだ」

 また、帰国した堂安から、こんな悩みを打ち明けられたという。

「堂安は、どうもジェットラグ(時差ボケ)に苦しんでいるようで、うまく眠れないと言っていた。睡眠のリズムが狂ってるとね。コンディション調整のためにも、そこは少し心配しているところだ」

 日本とオランダの時差は8時間。何度も欧州と日本を行き来している堂安だが、やはりこの問題には悩まされているようだ。バイス監督は、「堂安の状態には、今後も注意しておく」と若き日本代表のコンディションに気を付けていくとコメントしている。

 フローニンヘンは30日にアウェーのAZ戦、4月3日にデフラースハプ、7日にエクセルシオールとホームで対戦する。現在勝点35で8位のフローニンヘンは、まず4位のAZに勝利し、さらなる上位進出を狙いたいところだ。堂安の活躍に期待がかかる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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