バルサが“アルバ”の後継者に“アラバ”を狙う!世界最高峰の左SBがなぜ放出候補に?

2019年03月29日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

換金のための売却対象に

世界屈指の左SBとして知られるアラバ。代表では主にボランチやトップ下を務めている。(C)Getty Images

 左SBの玉突き移籍が実現するかもしれない。

 現地時間3月27日、バイエルンが、アトレティコ・マドリーに所属するフランス代表DFのリュカ・エルナンデズの獲得を発表(加入は今夏)。これにより、現在左SBのレギュラーを務めるダビド・アラバが放出される可能性があるという。

『France Football』誌などが報じたところによれば、バイエルンは左CB/CB兼用のリュカの獲得に、クラブ史上最高額となる8000万ユーロ(約104億円)を費やしたことで、換金のために主力選手の売却に迫られるのは必至。その候補のひとりが、リュカの加入でポジションを失う可能性があるアラバだという。

 この世界有数の左SBで、中盤でも機能するオーストリア代表DFが市場に出回れば、メガクラブの争奪戦になるのは間違いない。実際、アーセナルとともにバルセロナがその動向を注視しているようだ。
 
 今シーズンのバルサは、昨夏にリュカ・ディーニュをエバートンに放出したため、事実上左SBのバックアッパーがいない状況で、ジョルディ・アルバがフル稼働している。そのスペイン代表DFは出色のパフォーマンスを披露しているとはいえ、今月21日に30歳を迎えた。年齢を考えれば、信頼できるバックアッパーが必要だ。

 同誌によると、ナチョ・モンレアル(アーセナル)やフィリペ・ルイス(アトレティコ)とともに26歳のアルバをピックアップしているという。

 ただ、アラバはジョルディに引けを取らない実力者で、後継者としては理想的ながら、控えに甘んじるようなクラスの選手ではない。ジョルディにまだ衰えが見られない状況で、移籍が実現する可能性は高くないかもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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