「アザールはマドリー行きを望んでいる」批判殺到のクルトワが盟友の胸中を明かす!ベイルとの不仲や先発落ちについては…

2019年03月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

ベイルとは共通の趣味が

パフォーマンスが低下しているクルトワ。ジダン監督の復帰初戦ではまさかの先発落ちを味わった。(C)Getty Images

 レアル・マドリーに復帰したジネディーヌ・ジダン監督は、初陣となった3月16日のセルタ戦で、前政権下で出場機会を失っていたケイラー・ナバスをGKに起用した。

 今シーズン初めに指揮を執ったジュレン・ロペテギ監督は、リーグ戦で新戦力のティボー・クルトワ、チャンピオンズ・リーグ(CL)ではナバスと、GKのローテーション制を採用。昨年にその後を継いだサンティアゴ・ソラーリ前監督は、CLでもクルトワを起用して「完全レギュラー化」。ナバスはコパ・デル・レイ要員に格下げとなった。

 だが、ジダンの復帰初戦でナバスがゴールマウスを守ったことで、2人の名守護神のポジション争いが再熱した。そのことについて、クルトワはどう考えているのだろうか。

 スペイン紙『Marca』によると、クルトワは27日に『Onda Cero』の番組で、「監督の決定を尊重する。個人的に監督とは話した。マドリーでは全員がスタメンの座を競って仕事している」とコメントした。

「僕は若いし、まだ向上できる。質の高いゴールキーパーがいるということを、監督に証明しなければいけない。僕はタイトルを獲得するためにここに来た」

 チェルシー時代には、ポジションを争ったペトル・チェフやウィリー・カバジェロと親友のような関係だったというクルトワは、「優れたゴールキーパーがチームメイトだと自分が向上できる」とも語った。

「ケイラーとも良い関係だ。まだ5か月で友情とまではいかないけど、僕たちの間に問題はまったくない。ゴールキーパーというのは、お互いに助け合う団結したグループを作るものなんだ」
 
 一方で、確執が取り沙汰されているガレス・ベイルについても、「チーム内でもっとも親しい選手のひとりなんだ。彼とは英語で話すし、スペイン語も分かる」と噂を否定した。

「僕もゴルフが大好きなんだ。だから、彼とすごくウマが合うんだよ」

 また、ベルギー代表守護神は、同胞のエデン・アザールについて、噂されるマドリー移籍が実現するかは「分からない」としつつ、加入を望んだ。

「彼はとても素晴らしい選手だ。ただ、(移籍を)決めるのは僕じゃない。世界最高の選手のひとりであり、友人としてマドリーに来てほしいけどね。アザールがここに来るのを望んでいるか? イエスだよ」

 クラブでのパフォーマンスが低下し、ベルギー代表でも3月21日に行なわれたロシア戦でミスから失点を喫し、痛烈な批判を浴びたクルトワ。ナバスとのポジション争いに勝ち、失地回復なるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事