【コパ・アメリカ予想布陣|Vol.2】中島は守備の負担を減らすトップ下で。CFは南野がベストか

2019年03月28日 佐藤俊

基本的には守備重視でカウンターを狙うことになる

システムは従来通りの4バック。中島は守備の負担を軽減し、攻撃に力を注がせたい。

 南米2か国との3月シリーズを終えて、コパ・アメリカに臨む陣容を識者はどう考えるのか? 代表チームとクラブ間の様々な状況も考慮しながら、同大会へ臨む森保ジャパンの布陣を予想してもらった。

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 南米選手権はワールドカップとは違う。クセのあるチームが多い中、日本は戦い方を徹する必要がある。ボールを持てる時間はあるが、基本的には守備重視でカウンターを狙うことになるだろう。
 
 GKは、中村航輔。伸び悩んでいるが、この大会をキッカケに成長してほしい。センターバックは、冨安健洋、昌子源。中南米のストライカーは、強さよりも巧さとスピードがあるので対人に強く、粘り強い守備ができる人材が最適。右サイドバックは酒井宏樹、左サイドバックは長友佑都、安定感抜群のふたりだ。

 ボランチは、柴崎岳と遠藤航。彼らは攻守における役割分担ができている。遠藤はボールを奪えて、気の利いた守備ができる。キャプテンシーを発揮し、世界を知る絶好のチャンス。2列目の3枚は右に堂安律、中央に中島翔哉、左に原口元気。中島の守備の負担を減らし、攻撃重視にするにはこのポジションが最適だろう。CFは大迫勇也の招集が難しい場合、札幌で爆発的なスピ―ドを見せてゴールを決めている鈴木武蔵を使いたいところだが、現実的には南野拓実がベスト。南野、中島、堂安で新しい攻撃のパターンを築いてほしい。
 
文●佐藤俊(スポーツライター)
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