【日本代表】「甘えさせてもらった」。中島翔哉が大胆に仕掛けられる背景にあるのは…

2019年03月26日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

「『どんどん仕掛けてほしい』と言われて」

ボリビア戦でもキレのあるドリブルを見せた中島は決勝点も決めた。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト編集部)

[キリンチャレンジカップ2019]日本 1-0 ボリビア/3月26日/ノエビアスタジアム神戸
 
 ボリビア戦で決勝ゴールを決めたのは、途中出場の中島翔哉だった。76分、センターライン付近でボールを拾った堂安律がドリブルで仕掛け、そこから南野拓実がつないだボールを中島がワンフェイント入れたあと、右足で豪快にゴールネットを揺さぶったのだ。
 
 途中出場でもやることは変わらなかった。
 
「出場時間が何分だろうと全力でプレーしようと。とにかく楽しくサッカーをやれればいいかなと思いました。(森保一監督から)『どんどん仕掛けてほしい』と言われて、そのおかげでいつも通りのプレーができました」
 
 決勝点となったシュートに関しては、「ポルトガル(のポルティモネンセ)にいた時からああいうシーンはよくありましたし、あそこまでチームメイトが(ボールを)持ってきてくれた」ことに感謝していた。また、中島は「コロンビア戦ではシュートをたくさん外したので、今回は決められて良かった。前半から出ていた選手もみんなボール扱いが上手かったですし、相手チームの選手が疲れていた部分はあったと思います。自分は自分ができることをやれればと考えていました」ともコメントしていたが、「自分ができること」とはつまり「仕掛けること」なのだろう。
 
 中島はなぜあんなにも大胆にドリブルで仕掛けられるのか。そこにはチームメイトとの信頼関係がある。
 
「しっかりと守るチームには時にドリブルで崩す必要があります。仕掛けてミスをすることもありますが、(今日は)それを考えすぎずに思いっきりやれました。僕の後ろにはたくさん良い選手がいて守ってくれるので、そこに甘えさせてもらいました」
 
 献身的に守ってくれる仲間がいてこそのドリブル。中島は頼れるチームメイトへの感謝を忘れていなかった。
 
取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)

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