昌子源が自ら語った森保ジャパンでの立ち位置。「いつA代表に来てもおかしくない」と予想する若手CBは?

2019年03月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

激化するセンターバックのポジション争いを歓迎

コロンビア戦でフル出場した昌子。ボリビア戦ではベンチスタートが予想される。(C) SOCCER DIGEST

 日本代表は3月26日、ノエビアスタジアム神戸でボリビア代表と19時30分のキックオフで対戦する。前日の25日には、会場となるスタジアムのピッチでトレーニングを行なった日本代表。終了後に、コロンビア戦でロシア・ワールドカップ以来の先発出場を果たした昌子源が報道陣の取材に応じている。
 
 コロンビア戦ではフル出場したものの、久々の代表戦を勝利で飾ることはできなかった。それでも長期の負傷から復帰し、ACL優勝を経てフランスのトゥールーズへ移籍……。ワールドカップ終了後、激動の半年間を送ってきた昌子は、現在の代表での立ち位置を次のように語った。
「フラットまではいかないけど、自分が(序列に)はいっていくために何が必要なのかというのを、いろんな状況が変わったなかで考えた半年間だった。グラウンドも違うし、家族とも離れて。そういうなかで代表に呼ばれなかった悔しさもあったけど、実際にここに来て、序列というよりも自分がここに残るために、プレーだけでなく、いろんなところで貢献していかないと、という想いが出てきたというか。ロシアが終わってからはそういう気持ちが強くなった」
 
 ロシア・ワールドカップ後にリオ五輪世代の中島翔哉や南野拓実、三浦弦太らが加わり、さらに東京五輪世代の堂安律や冨安健洋らも名を連ね、代表ではすでに中堅のような立場。合宿中も「意見を求められる機会も増えた」と実感する。昌子自身、ロシアなどでの経験を伝える側であるとともに、「まだまだ学ばなければいけないことがハッキリとまではいかないけど、分かってきた気がする」と心境を語る。
 
 実際、センターバックのレギュラー争いは熾烈を極めている。今回選ばれなかった吉田麻也や槙野智章はもちろん、下の世代からも這い上がろうとする勢いがある。
「ロシアも過去の大会。監督も変わって、トミ(冨安)とか(畠中)槙之輔とか、良い選手が下から出てきて、まだ呼ばれていないけど、ナオ(植田直道)もいますし。(三浦)弦太もいるし、下にもU-23には板倉(滉)君とかもいる。彼はいつこっち(A代表)に来てもおかしくない状態にいると思う」
 
 こうした状況を昌子は「センターバック内で良い関係ができていると思う」と見ており、「そこに僕ももっと食い込んでいきたい」とポジション争いの激化を歓迎する。
「自分が絶対に試合に出られるくらいの環境だったら、『キャップ数も増やせるな』とか考えられるけど、一サッカー選手として考えたら競争がなかったらうまくならないし、より強いレベルの相手とやることに意味があると思うから、そういうのを求めて僕もフランスに行きました。新しい選手ともお互いに良いところを吸収するのも良いことですしね」
 
 26日のボリビア戦では三浦と畠中の先発が予想されるが、「監督もまだ『はっきりとは…』という言い方をしているので準備は怠らずに」と語る昌子。出番の有無は定かではないが、今後のセンターバック陣のさらなるレベルアップへ、欠かせない男には違いない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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