バルサとR・マドリーの争奪戦が勃発!インテルCBの代理人が注目発言「人食いのような輩が…」

2019年03月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

いまや評価額は1億ユーロに。

インテルの守備の要に成長したシュクリニアル。足下の技術が高く、デュエルの強さも光る。(C)Getty Images

 スロバキアのMSKジリナからセリエAのサンプドリアに移籍した2016年冬、ミラン・シュクリニアルは無名の存在だった。だが、サンプドリアでの活躍を経て、17年夏にインテルに移籍して以降、このスロバキア代表DFはリーグ屈指のCBとして評価を高めている。

 当然、メガクラブからの関心は後を絶たない。スペイン紙『As』によると、シュクリニアルのマネジメントを担当する『Star&Friends』の代理人ミハト・ハリス氏は3月21日、「レアル・マドリーが獲得を望んでいる。バルセロナもだ。インテルを納得させられたクラブが、この夏に彼を手中にするだろう」とコメントした。

「シュクリニアルはプロフェッショナルな態度だ」と続けたハリス氏は、「マドリーが獲得を望めば、それは可能かもしれない。ただ、自分たちが望むところに選手を行かせようとする"人食い"のような代理人たちが(シュクリニアルに)興味を示している」と、一部のエージェントの手法を批判し、警戒心を強めた。

「ズラタン・イブラヒモビッチやポール・ポグバの代理人であるミーノ・ライオラは、そのひとりだ。シュクリニアルを混乱させようとする。だが、彼と契約しているのは我々だ」
 
 さらに、「インテルはサンプドリアに2800万ユーロ(約36億4000万円)を支払った。そのわずか半年後にマンチェスター・シティは5500万ユーロ(約71億5000万円)をオファーしている」としたうえで、現在のシュクリニアルの市場価値はさらに高まっていると強調。仮にライオラのような代理人が介入すれば、交渉をまとめるのが困難になるとの見解を示した。

「いまのシュクリニアルの価値は1億ユーロ(約130億円)だ。人食いのような輩が干渉すれば、(移籍金がさらに跳ね上がり)移籍は難しくなるのではないだろうか」

 1億ユーロという評価額が妥当かはさておき、リバプールがフィルジル・ファン・ダイクの獲得に7880万ユーロ(約102億円)を費やしたように、昨今は優れたCBに高値が付く傾向になっているのは間違いない。

 いまやインテルに不可欠な大黒柱となったシュクリニアル。はたして、夏にスペインへ向かうのか――。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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