【日本代表】「ガミガミ言わせてもらう」「FKは俺が蹴る」代表復帰の小林が“ユウキ節”連発!

2019年03月21日 江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

嫌われ役を買って出る

17年10月以来の代表復帰を果たした小林。精度の高い左足のキックでチャンスを構築できるか。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 約1年半ぶりに代表に戻ってきたのが、ヘーレンフェーンの小林祐希だ。青いユニホームに身を包むのは17年10月以来。もちろん、森保ジャパンでは初招集となる。

 3月22日にコロンビア戦(日産スタジアム)、26日にボリビア戦(ノエビアスタジアム神戸)を控えた日本代表は20日、神奈川県内でトレーニングを実施。その練習後、報道陣の前に姿を現わした小林は、"持ち前"の歯に衣着せぬ発言を連発した。

 まず、23人しか招集されていないにもかかわらず「25番」を選んだ理由については、「番号はあまりこだわらない」と言いつつも、「それはのちのち(話します)」と含みを持たせた。

 森保一監督のサッカーについては、「選手主体のサッカーだと思う。みんなで話し合って作っていく感じかな」と印象を語ったうえで、「サッカーの上手い下手にかかわらず、もう少しガツッと要求する部分があってもいいと思う。意思表示と言うか。協調性があって、優しい選手が多いので、ガミガミ言わせてもらおうかな」と、嫌われ役も厭わない姿勢を見せた。
 
 その後も、"ユウキ節"は続く。

「やれと言われたとポジションでベストを尽くすだけ。昔はトップ下にこだわりがあったけど、ボランチが嫌だとかそんなことを悩んでたら疲れるだけ。10周ぐらい回って、いまは純粋にサッカーを楽しめるようになった」

「フリーキックを蹴りたいか? いや、蹴りたいじゃなくて俺が蹴る。得意の位置だったら当然アピールしますよ。もちろん他に蹴りたいっていう選手が出てきてもいいと思う。ただ、その場で揉めるといろいろと書かれるんで、ケンカは裏でやります。オランダでは5人ぐらい集まってきますからね。それこそケンカですよ」

 最後はそう言って、笑いを誘った小林。やや大人しかったチームに、いい意味で刺激を与える存在になりそうだ。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部)
 
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