飛行機に乗り遅れて代表メンバーから除外…ラツィオの守護神が経験した最悪の誕生日

2019年03月21日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

EURO2020予選の2試合を欠場する事態に

アルバニア代表の元正GKを父に持つストラコシャ。ここまで8キャップながら、昨年の UEFAネーションズ・リーグでは正守護神を務めた。(C) Getty Images

 EURO2020の本大会出場を懸けた予選が現地時間3月21日から始まる。

 いきなり出端を挫かれる事態が起こったのが、2大会連続の予選突破を狙うアルバニアだ。正守護神候補が、まさかの"遅刻"でメンバーから外されたのだ。

 イタリア紙『Gazzetta dello Sport』によると、ラツィオに所属するトマシュ・ストラコシャは19日、空港へ向かう途中で渋滞に巻き込まれ、搭乗予定だったアルバニア行きの飛行機に間に合わず。「合流が遅れる」と代表監督のクリスティアン・パヌッチに一報を入れたものの、規律を重んじる指揮官によってメンバーから除外されてしまった。

 ちなみに、奇しくもこの日はストラコシャの24回目の誕生日だった……。

 22日にトルコ戦、25日にアンドラ戦を控えたアルバニアは、代わりにU-21代表のゲンティアン・セルマニを昇格させている。
 この件に関してアルバニア・サッカー連盟のアルマンド・ドゥカ会長は、「最高の選手のひとりであるストラコシャには申し訳ないが、規律は何よりも優先される。代表チームではなおさらだ」とコメント。トマシュの父親で現在はマネージャーを務めている、元同国代表のGKのフォト・ストラコシャも、「監督の決定を尊重する」と理解を示した。

 ラツィオで不動の正GKに定着したストラコシャ。代表でもアタランタのGKエトリト・ベリーシャから正守護神の座を奪いかけていただけに、今回の失態を悔いていることだろう。とにもかくにも、最悪の誕生日となってしまった。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
 
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