5発快勝で“スペイン勢最後の砦”バルサがCL8強進出!鮮やかな“パネンカ弾”など2ゴール・2アシストのメッシが躍動

2019年03月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

メッシとスアレスが抜群の連携を見せる

このメッシのパネンカなどで快勝を飾ったバルサ。12年連続の8強入りを決めた。(C)Getty Images

 現地時間3月13日、チャンピオンズ・リーグのラウンド・オブ16第2レグが開催され、ホームのバルセロナがリヨンに5-1で勝利(トータルスコアも5‐1)。12シーズン連続で準々決勝に駒を進めた。

 第1レグではリヨンのゴールをこじ開けられずスコアレスドローに終わったバルサは、立ち上がりから圧倒的に攻め立てる。

 4分にはルイス・スアレスのパスを受けたリオネル・メッシがエリア外から狙うも、GKアントニー・ロペスが横っ飛びでセーブ。14分にも背番号10が最終ラインの裏に抜け出たが、これもロペスが間一髪で防ぐ。

 絶好のチャンスが巡ってきたのはその2分後だった。メッシとのワンツーで抜け出したスアレスが、エリア内でDFジェイソン・デナイエルに倒されPKを獲得。VAR判定の末にこれが認められると、メッシがパネンカで決めて、バルサがあっさり先制する。

 これで完全に主導権を握ったホームチームは、31分に加点する。アルトゥールの正確なパスを受けたスアレスがDFを一瞬でかわして抜け出ると、飛び出してきたGKをあざ笑うかのようにコウチーニョへパス。ブラジル代表MFは無人のゴールへ流し込むだけでよかった。

 その後も、この日絶好調だったスアレスとメッシを中心に、リヨンのゴールに襲いかかるも追加点は奪えず、2-0で折り返す。
 
 なかなか決定機を作り出せなかったリヨンが反撃の一撃を見舞ったのは58分。MFリュカ・トゥザールがCKのこぼれ球を胸でトラップして右足を振り抜き、2-1とする。

 この1点で息を吹き返したフランスの雄が攻勢を強め、63分にはナビル・フェキルが左足のシュート。しかし、これは枠を外れる。

 1点を奪われるとアウェーゴールの差で敗退が決まるバルサは、70分にフィリッペ・コウチーニョに代えてウスマンヌ・デンベレ、74分にアルトゥールに代えてアルトゥーロ・ビダルを投入する。

 その4分後だった。ドリブルで持ち込んだメッシが鮮やかなシュートフェイントから右足でゴールを奪い、リードを再び2点に広げる。

 この1点でほぼ勝負は決した。その後はカウンターから81分にジェラール・ピケ、86分にデンベレが加点。いずれもアシストはメッシで、このアルゼンチン代表FWは2ゴール・2アシストと圧巻のパフォーマンスを見せた。

 エースの活躍で大勝を飾ったバルサのほか、ベスト8の顔ぶれは、トッテナム、マンチェスター・C、マンチェスター・U、リバプールのイングランド勢、ユベントス、アヤックス、ポルトとなった。準々決勝以降の組み合わせ抽選会は、3月15日にスイスのニヨンで行なわれる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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