リバプールが3ゴールを奪ってバイエルンを敵地で粉砕! ついに出揃ったCLベスト8の顔触れは?

2019年03月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

ファン・ダイクの豪快ヘディングが決勝弾!

CKから豪快なヘディングシュートを決めたファン・ダイク。この男の攻守に渡る貢献が光った。 (C) Getty Images

 3月13日(現地時間)、チャンピオンズ・リーグ(CL)ラウンド・オブ・16の第2レグが行なわれ、リバプールが3-1でバイエルンを下して準々決勝進出を果たした。

 先月19日にアンフィールドで行なわれた第1レグはスコアレスドローで決着していたため、全くのイーブンで迎えたこの一戦は、序盤からバイエルンが素早いボール回しを展開して主導権を握った。

 やや受け身に回ったリバプールは、13分に主将のヘンダーソンが負傷交代となるアクシデントに見舞われて落ち着きのない時間が続いたものの、徐々に冷静さを取り戻していくと、26分に背番号10が値千金の先制点を奪う。

 自陣からファン・ダイクが前線へロングボールを供給すると、これにマネが反応。敵ペナルティーエリア手前で的確なトラップでボールを収めた韋駄天は、飛び出してきた相手守護神ノイアーを反転してかわしながらループシュートを無人のゴールへ決めた。

 アウェーゴールを奪われて勝つしかなくなったバイエルンだったが、前半のうちにタイスコアに戻す。39分、味方からのボールを敵エリア内で受けたニャブリが強引に仕掛けて折り返すと、これが相手CBマティプに当たってゴールに吸い込まれた。

 その後、再びバイエルンがリバプールを押し込む展開となる中、前半は1-1で終了となった。

 迎えた後半、勝つしかないバイエルンがレバンドフスキを起点に攻勢を強めたのに対し、リバプールはファン・ダイクを中心にした守りでしっかりと応戦。緊張感の保たれた一進一退の攻防が続いた。

 そのなかで勝ち越しに成功したのはアウェーチームだった。69分、右からのCKをミルナーが蹴り込むと、攻め上がっていたファン・ダイクがドンピシャのヘディングで合わせてゴールへねじ込んだ。

 点差を広げたリバプールは、75分を過ぎてからも自陣に釘付けになることはなく、最前線から相手ボールを囲いに行くと、あまりにも大きなダメ押し点をもぎ取る。右サイドから仕掛けたサラーがアウトサイドキックでクロスを供給。これをマネがヘディングで押し込んだ。

 相手が攻勢を強めるなか、その逆を突いて確実にリードを広げていったリバプールは、本拠地で意地を見せたいバイエルンの追い上げを危なげなくかわして、快哉を叫んだ。

 ドイツの絶対王者を破ったリバプールはファイナルまで進んだ昨シーズンに続いて2年連続の8強進出。一方、敗れたバイエルンは2010-11シーズン以来、8年ぶりにベスト16で姿を消すことになった。

 なお、今大会のベスト8に進出したチームは以下の通りだ。

トッテナム(イングランド)
アヤックス(オランダ)
ポルト(ポルトガル)
マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)
ユベントス(イタリア)
マンチェスター・シティ(イングランド)
リバプール(イングランド)
バルセロナ(スペイン)

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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