「我がリーグ史上最も奇妙なミス」 ハノーファー原口元気の“幻のゴール”にブンデス公式も驚愕!

2019年03月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

ファンからは原口に同情の声も…。

原口のシュートはゴールライン手前で止まるという不運……。これには、トーマス・ドル監督も唖然とした表情を浮かべた。 (C) Getty Images

 3月10日(現地時間)、ブンデスリーガ第25節が行なわれ、ハノーファーは2-3でレバークーゼンに敗れた。

 この試合、開始直前に雨が雪に変わり、時間の経過とともにピッチ上は真っ白になり、10分にはボールがカラーボールに変更され、前半終了間際にはライン上の除雪のため、中断を余儀なくされた。

 多くのハプニングが起こった一戦で最も注目を集めたのが、先発出場した日本代表MF原口元気による"幻のゴール"だ。

 アウェーのレバークーゼンに、13分、28分とゴールを許したハノーファーは、33分、最終ラインからのロングボールに反応した原口が、飛び出したGKルーカス・フラデツキーの目の前で浮き球をモノにし、冷静に無人のゴールに流し込んだ。

 ところが、このシュートは積もった雪によって減速し、ゴールライン手前で静止……。原口の今シーズン初得点はならなかった。

 この場面は、現地メディアでも希少なハプニングだったようで、現地紙『Bild』は「滅多にお目にかかれない、珍妙なシーンだった」と評した。

 またブンデスリーガ公式アカウントは、これを動画付きで取り上げ、「運がなかった、本当に不運としか……! ブンデスリーガ史上、こんな奇妙な"ミス"を見たことがある?」と驚きを表わしている。

 これに対し、現地サポーターからは「このリーグでベストなGKは"雪"だ」「自然はこんなことも起こすのか」といった驚きの声に加えて、「なんて不運」「ちょっと悲しくなってきた」「彼は雪のせいにしても許される」といった、原口に同情的なコメントも寄せられた。

 "不運"に見舞われた原口が後半、追撃のゴールを好クロスから演出したものの、奮闘虚しく、終盤にレバークーゼンに決勝点を奪われて勝点奪取はならなかったハノーファー。降格圏である17位から抜け出したい彼らは17日、アウェーでアウクスブルクと対戦する。

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