【鹿島】「まさにIt’s 翔TIME!」海外メディアがACLで2ゴールの”ブリリアント”伊藤翔を賞賛!

2019年03月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

山東魯能の出端を挫いた、立て続けの2ゴール!

敵地で2得点と気を吐いた伊藤。本人は勝利を逃したことを悔やむも、海外メディアはその得点力に脱帽。(C)Getty Images

 アジア・チャンピオンズリーグのグループステージ2節、山東魯能(中国)対鹿島アントラーズの一戦は3月12日、山東の本拠地である済南オリンピックスポーツセンターで行なわれ、2-2の引き分けに終わった。

 この試合で鹿島の2ゴールを記録したのが、伊藤翔だ。アウェーゲームということもあって慎重に試合に入った鹿島だったが、10分に願ってもない先制点をもぎ取る。伊藤が強引に持ち込んで相手DFに弾かれたところを、レオ・シルバがカバーして再度前線へラストパス。これは伊藤が冷静にゴールに蹴り込んだ。さらに直後の14分には、右SB平戸大貴からのスルーパスにまたしても伊藤が鋭く反応し、この日2点目となるゴールを挙げた。

 しかしながらその後は、元ベルギー代表のマルアン・フェライニらを擁する山東に押し込まれる時間が続き、元イタリア代表のグラツィアーノ・ペッレに20分にPKで、41分には頭で決められて同点とされてしまう。

 結局2-2のドローで勝利を獲り逃した鹿島。とはいえ伊藤の2ゴールについては、実況を担当した米スポーツ専門チャンネル『FOX SPORTS』のアナウンサーが「素晴らしいランニングから2ゴール! シンプルにブリリアント!」と称賛。また同アジア版は、伊藤の2ゴールを「まさにイトウのためのショー。It’s 翔 TIMEだ!」と褒めちぎり、こう続けるのだ。
 

「熱狂的なアウェーのファンの眼前で、ディフェンディングチャンピオンは慎重なスタートを切ろうとしていた。だが、試合開始からわずか10分で、伊藤翔が王者の力をゴール裏のサポーターたちに見せつけたのだ。30歳のタレントは1点目、ペナルティーボックス付近から圧巻のシュートを放った。続けてその4分後には、見事な抜け出しからGKをあざ笑うかのようなシュートを冷静に決めている。この時点で、アウェーのファンたちは思い知っただろう。ACL王者に、連覇の準備が整っているということを」

 残念ながら鹿島はその後に追いつかれてしまうのだが、同メディアは現チャンピオンをこう評している。

「2ゴールを挙げながらも、アウェーで引き分けた。そんな結果にもかかわらず、連覇を狙う王者は1ポイント獲得に満足しているように見えた。これによって4ポイントを獲得した鹿島は、いまのところ狙い通りにグループEのトップにいるからだ。なにが起こるか分からないACL。下位のチームにもまだ逆転のチャンスはあるが、鹿島は今後も手堅くしっかりと、ポイントを積み重ねていきそうだ」

 グループステージ第3節は4月9日。鹿島はアウェーで慶南FC(韓国)と対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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