【ACL速報】サウジの強豪に敗北も…アル・ドゥハイル中島翔哉のゴラッソに海外メディア驚嘆!!

2019年03月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

中島の1点で一時追いつくも敗北。塩谷はアウェーで貴重な同点ゴール!

中盤でアクセントを加えるプレーが光った中島。写真は初戦エステグラル戦のもの。 (C)AFC

 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージ2節、グループCのアル・ドゥハイル(カタール)は、アル・ヒラル(サウジアラビア)とのアウェー戦を行ない、1-3で敗れた。

 アル・ドゥハイル所属の中島翔哉は3-4-3の3トップ左で先発出場。イランのエステグラル相手に3-0で完勝した初戦に続き、司令塔として奮闘。チーム唯一の得点も決めている。

 それぞれ赤(アル・ドゥハイル)と青(アル・ヒラル)を基調にしたチームカラーを持つ両チーム。前半躍動したのは、青のホームチームだった。

 アル・ヒラルはサイド攻撃と多彩なパスワークを駆使し、テンポ良く攻撃を展開。赤のチームは翻弄され、試合開始からモロッコ代表のCBメディ・ベナティアを中心に、どうにかはね返す時間帯が続いた。

 しかし25分、最終ラインでのパス交換からミスが生まれ、パスを奪われたアル・ドゥハイルが先制を許し、0-1に。

 先制点を奪われ、かつ主導権をホームチームに握られる展開で、中島は前線でひとり気を吐いたプレーを見せた。

 28分、深い位置でボールを受けた中島は、ドリブルで青のチームを翻弄。起点となって前線に展開するが、味方のパスミスでフィニッシュに至らず。35分、40分と立て続けにゴール前で決定機が生まれるもモノにできず、もどかしい展開が続いた。

 その後も中島が起点となって徐々に攻撃にリズムが生まれ始るが、前半は1点リードされた状態で折り返した。

 1点リードされた赤のチームだが、後半もポゼッションは依然としてアル・ヒラルが上回る状態が続いた。

 度重なる決定機を逃れ、64分、カウンターから中島がドリブルで前線へ運び、FWユセフ・エル・アラビに絶妙なスルーパスを送る。これはGKに阻まれるも直後の65分、中島がゴール前のワイドな展開で守備陣を引きはがし、走り込んだ左のハッサンにパス。中央へのクロスに反応したスルタン・アル・ブレイクがダイレクトで合わせたが、ポスト上へ浮かせてしまう。

 攻守が激しく入れ替わる展開が続き、73分、FWモハメド・ムンタリがイン。前線が活性化したなか、75分に中島翔哉がゴールへの執念を見せた。

 ゴール前の混戦で浮いたボールに果敢に飛び込んでマイボールにすると、そのまま冷静に左足を振り抜く。抑えた弾道を描いたシュートはゴールネットに突き刺さり、1-1と試合を振り出しに戻した。

 このまま勢いに乗りたかったアル・ドゥハイルだが、77分にCKから再度失点し、79分には集中力を失った守備陣が青の元フランス代表FWバフェティンビ・ゴミスに翻弄され、上ネットに突き刺す完璧なシュートを決められて、1-3と突き放される。

 中島は最後までひとり気を吐いたプレーでチームを鼓舞するが、試合はこのまま終了。結果、アル・ドゥハイルはグループステージ1勝1敗となっている。

 敗北したなかでも、中島翔哉のゴールに、海外メディア『FOX SPORTS』は「ナカジマの名がACLのスコアシートに載った! 素晴らしくハイレベルなゴール!」と称賛。中島自身は幾たびもチャンスを生むプレーを披露したが、チームを勝利に導くことはできなかった。

 同時刻に行なわれていたグループCのもう1試合では、塩谷司所属のアル・アイン(UAE)がエステグラルと対戦。1点リードされた状態の85分、塩谷が値千金の同点ゴールをあげて1-1のドローに持ち込み、アウェー戦を終えている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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