S・ラモスが異例の長文であらぬ報道に猛反論! ペレス会長やマルセロとの衝突の真相を明かす

2019年03月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ここ最近は壊滅的な話題ばかりだ」と書き出し…

マドリーの主将として思いの丈を語ったS・ラモス。その言葉にはクラブへの強い愛着が刻まれていた。 (C) Getty Images

 近年にない絶不調に陥っているレアル・マドリー。そんななか、渦中のキャプテンが自身のインスタグラムで長文の反論を掲載した。

 誇り高きエル・ブランコ(マドリーの愛称)は一体どうなってしまったのか。ここ数か月に渡って苦戦が続き、ピッチ外でもゴタゴタが続いている。

 なかでもメディアでやり玉に挙げられているのが、主将のセルヒオ・ラモスだ。32歳のスペイン代表CBには、ピッチ内外においてこの1か月で様々な問題が降りかかっている。

 まず、2月14日に行なわれたアヤックスとのチャンピオンズ・リーグ(CL)のラウンド・オブ16の第1レグで故意にイエローカードを受けたことが明るみになり、非難を浴びる。結局、1試合余計に出場停止処分を受けたのだった。

 そして、エル・クラシコで2連敗を喫した後に迎えた3月5日に行なわれたアヤックスとのCL16強の第2レグでは、チームが大逆転負けを喫しているにも関わらず、スタンド観戦中に『Amazon』社のドキュメンタリー映画を撮影していたことを非難され、さらにその試合後にはフロレンティーノ・ペレス会長とロッカールームで激しい口論を交わしたことが一斉にスペイン・メディアで報じられた。
 
 10日に行なわれたバジャドリー戦(ラ・リーガ第27節 〇4-1)の前日練習でマルセロと掴み合いの喧嘩を起こしていたことも、スペイン全国紙『Marca』などによって大々的に伝えられたが、そうした喧騒に対して自らの意見を主張したのだ。

 11日に自身のインスタグラムとツイッターを更新し、「フットボーラーとして僕らはピッチ内の中での話をしたいと思っている。だけど、今シーズンはそうなっていない。とくにここ最近の話題は壊滅的なことばかりだ」と書き出したS・ラモスは、さらに「僕は隠れないし、みんな(マドリー)も隠れない。僕ら選手には責任があり、キャプテンである僕には誰よりも責任がある。だから僕はあらゆる問題に対して正直に答えていくことにした」と綴り、前述のメディアを騒がせた問題に対して一つひとつ懇切丁寧に持論を展開したのである。

「アムステルダムでのイエローカードは過ちだったのか? あれは間違いなく過ちだ。僕が200パーセント責任を取る。なぜ、大事な時にドキュメンタリーを撮影したのか? 正直言って僕はあんな展開になると思っていなかったし、あの撮影は事前に決まっていたことでどうしても避けられなかった。ただ、試合が進むにつれて撮影時間は短いものになったよ」

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