ブンデス首位浮上のバイエルンCEO、ハメスの買い取りに前向き! 気になるコバチ監督との関係は…

2019年03月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

バイエルンの復調に大いに貢献

シーズン前半はコンディション不良に泣いたハメス。すっかり調子を取り戻し、キレのいいプレーを披露している。 (C) Getty Images

 レアル・マドリーから2年間のレンタルでバイエルンに加入しているコロンビア代表ハメス・ロドリゲス。今夏でその契約が満了するため、バイエルンが買取オプションを行使するのかどうか、現地でも注目を集めている。

 そんななか、バイエルンのカール=ハインツ・ルンメニゲCEOは、ドイツの老舗サッカー専門誌『kicker』の取材に応じ、ハメス・ロドリゲスの買い取りに前向きなコメントを残している。

「彼を気に入っているよ。世界的なスターであり、すばらしいレフティーだ。買い取りオプションの期日は6月15日なので、時間はまだ残されている。サポーターもスタッフもハメスがここでプレーするのを喜ばしく思っているし、来シーズンもバイエルンでプレーするだろう。ニコ・コバチ監督も、彼のクオリティーには満足しており、彼らの関係が悪いとは思っていない」

 わざわざ監督との関係に触れているのは、たびたび不仲が取り沙汰されているためだ。今シーズン前半戦、ハメスは故障もあって出場機会に恵まれず、また起用法も納得しておらず、コバチ監督に不満を持っているとされてきた。それが原因で、シーズン終了後はマドリーに戻るのではと、予測する現地メディアも少なくなかった。

 しかし、ウインターブレーク明けの後半戦、ハメスはすべてのリーグ戦に出場。ポカールやチャンピオンズリーグ(CL)でも出番が増えている。

 先日行なわれたウォフスブルク戦では1ゴールを記録し、6-0の大勝に貢献した。この勝利で、バイエルンは得失点差でドルトムントを逆転し(バイエルンが35、ドルトムントが33)、首位に浮上している。その牽引車となっているのが、このコロンビア代表MFなのだ。

 マドリーからの買い取り金額は4200万ユーロ(約54億6000万円)に設定されているが、ルンメニゲ会長は決して高い金額ではないと考えているようだ。

 バイエルンは3月13日、CLラウンドオブ・16の第2レグでリバプールをホームに迎える。アウェーでの第1レグはスコアレスドローに終わっており、この試合の行方でベスト8進出の可否が決まる。

 その大一番で上り調子のハメスがどんなプレーを見せるのか――。注目が集まる。

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