争奪戦は必至!! Jクラブのスカウトが目を光らせるプロ未内定の大学生プレーヤー10選!!

2019年03月09日 竹中玲央奈

今年もデンソーチャレンジカップに多くのJクラブのスカウトが訪れた

デンソーチャレンジカップでは多くのスカウトが逸材たちのプレーを視察。写真は星(左上)、梅木(右上)、林(左下)、森下(右下)。写真:竹中玲央奈

 全日本大学選抜に加え各地域の大学選抜が集い、3日間で順位を争うデンソーチャレンジカップ。毎年開催されているこの大会にはJクラブのスカウトが挙って訪れる。アマチュア最高峰とも言われる大学サッカー界のトップクラスの選手たちが集う場だ。それも納得できる。
 
 ともに来季川崎に進む旗手怜央や三笘薫、東京五輪世代のレギュラーFW争いに名乗りを上げる2021年鹿島内定の上田綺世。そして昨シーズン、名古屋の特別指定選手として、すでにリーグデビューを果たしている児玉駿斗など、今年は例年と比べても進路内定済みの選手が多くこの大会に出場した。
 
 しかし、彼らだけが注目選手ではない。この大会で活躍し、スカウトが目を光らせる選手たちを10名紹介したい。

 
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星キョーワァン(駒澤大/3年/関東B北信越選抜)
準優勝に輝いた関東B・北信越選抜の主将であり守備の要。リーチの長さと身体能力を活かした空中戦の強さを発揮。"駒大らしい"タフさを印象づけた。決勝では、全日本選抜FW上田綺世との見応えあるマッチアップを展開。J1の強豪クラブが目をつけている。
 
 
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山川哲史(筑波大/3年/全日本大学選抜)
肉弾戦に圧倒的な強さを見せる全日本大学選抜の不動のCB。自陣で大学サッカー界の有力FWらに競り勝つ姿は、スタンドを幾度もどよめかせた。ユースまで育った神戸の練習には参加済。名だたるメンバーを前にミスも散見されたようだが、「ヴィッセルのあのメンバーの中でいちいち落ち込んでもキリがない」と割り切り、強化部からは「堂々としている」と高評価を得た。
 
 
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羽田健人(関西大/3年/関西選抜)
2年前の同大会でMVPに輝き、川崎に入団後すぐに代表入りを果たした守田英正と同じ金光大阪高校出身のCB。初戦の全日本大学選抜との試合は1-3で敗戦したものの、その中で強力なアタッカー陣と対等に渡り合った。左右両足から組み立てができるのも魅力だ。山形や大分が本腰を入れて獲得に動いている模様だが、その他のクラブも触手を伸ばす可能性が大きい。
 

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