「伝説の人よ、ありがとう」 アヤックスの番狂わせでオランダの“偉人”クライフの金言にファンが熱狂!

2019年03月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

現代サッカーに影響をもたらした偉人の名言が!

16年ぶりにCL8強へ駒を進めたアヤックス(右)。彼らの躍動により、クライフ(左)の言葉が脚光を浴びている。 (C) Getty Images、SOCCER DIGEST

 オランダの偉人が残した「金言」が、脚光を浴びている。

 現地時間3月5日、チャンピオンズ・リーグ(CL)のラウンド・オブ第2レグでレアル・マドリーと対戦したアヤックスは4-1と勝利。第1レグを1-2と落としていたものの、敵地サンティアゴ・ベルナベウで2戦合計5-2と、見事な逆転劇を演じた。

 欧州4連覇に突き進んでいたマドリーを止めたアヤックスは、ズラタン・イブラヒモビッチやラファエル・ファン・デルファールトら実力者を擁した2002-03シーズン以来、16年ぶりに準々決勝進出を果たした。

 この衝撃的なアップセットに、あるレジェンドの言葉が話題を呼んでいる。発信者は「フライング・ダッチマン」こと、ヨハン・クライフである。

 現役時代はアヤックスやバルセロナなどでプレーして3度のバロンドールを受賞、引退後も監督として幾多の栄冠を手にしたクライフは、偉人として崇められ、その哲学的サッカー観や美しさを追及する戦術は、現代サッカー界にも多大なる影響をもたらした。

 2016年3月24日、オランダの巨星は肺がんで逝去。しかし、その公式ツイッターは日々更新され続け、偉大なる功績や言葉は今もファンの間で共有されている。

 今回のアヤックスの歴史的な勝利直後にも、クライフの公式アカウントは、彼の現役時代の言葉を発信した。

「我々がなぜ、裕福なクラブを倒せないというのだ? 私はこれまで、袋に入った札束がゴールを決めるところなど見たことはない」

 このレジェンドのつぶやきに、クライフを崇拝するファンは熱狂し、「その意味がようやく分かりました」「これは凄いことだ」「あなたはいつだって、私の心に生き続ける。伝説の人よ、ありがとう」「今のアヤックスがあるのは、あなたのおかげ」などといったコメントを寄せた。

 世を去っても、ファンの心を掴んで離さないクライフ。改めて、その存在が尊ばれている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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