【鹿島】ACL初戦をベンチで見守った内田篤人は、厳しい連戦にいかに挑むのか

2019年03月06日 広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

多少の疲労感はあるが、身体の状態は悪くない

慎重にコンディション作りを進める内田。ただ、「元気なうちに働かないと」という危機感も。写真:滝川敏之

[ACLグループステージ1節]鹿島2-1ジョホール/3月5日/カシマ
 
 4日前のJ1リーグ2節のアウェー川崎戦で先発フル出場を果たした内田篤人は、続くACLグループステージ1節のジョホール戦ではベンチから戦況を見守った。これから連戦が続くが、今回は温存といった形だろう。
 
「こういう連戦でね、やっていかなければいけない身体に戻さないと。週1、週2ぐらいでやっていかないといけないんだけど、変な話、怪我をね……するかもしれないし、しないかもしれない。そこは分からない」
 
 昨季はいくつかの故障で戦列を離れる時期が何度かあった。コンディション作りには慎重になっているのだろう。ただ、身体の状態は悪くない。「多少、無理をさせていかないと、強くなっていかないから」という考えもある。
 
 川崎戦から中3日で、疲労感がないわけではないが、「たるん、としているよりは、少し刺激が入って、筋肉痛があるかなぐらいのほうが、状態的にはいい」と独特の表現で自己分析する。
 
 常に自分の身体と向き合いながら、次の戦いに向けて万全の準備を整える。一方で、「元気なうちに働かないと」という言葉に、はやる気持ちも見え隠れする。
 
 ジョホール戦から4日後の9日にはホームで湘南戦、12日にはアウェーの山東魯能戦が控え、17日には敵地での札幌戦に挑む。試合はもちろん、通常のトレーニングでも気を抜けない。だからといって、悠長に構えるつもりもない。ギリギリのラインを見極めながら、内田は日々を過ごしているのだろう。
 
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

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