「頼むから『マドリー移籍』なんて書かないでくれ!」ネイマールが自身の“去就”を展望

2019年03月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

マドリー移籍やバルサ復帰が噂されるなかで…

パリSGで図抜けた存在感を示しているネイマールは、その将来をどのように見据えているのだろうか。 (C) Getty Images

 移籍にまつわる報道が絶えないセレソンの至宝が、またも世間を賑わす発言をした。

 現地時間3月3日、ブラジル・メディア『Globo』のインタビューにパリ・サンジェルマンに所属するブラジル代表FWネイマールが応じ、自身の去就について興味深いコメントを残したのだ。

 2017年の8月に史上最高額となる移籍金2億2200万ユーロ(約277億円)で、バルセロナからパリSGにエポックメーキングな移籍を果たしたネイマールは、新天地でも存在感を誇示し、ここまでの公式戦53試合で48ゴール・27アシストという驚異的な戦績を残している。

 そんなビッグスターの去就はいつだって注目の的だ。ネイマールはパリSG移籍後もバルサへの復帰やマンチェスター・シティやレアル・マドリーへの電撃加入などが大衆紙の見出しを飾り、大きな話題となり続けている。

 そうした自身を取り巻く周囲の喧騒をネイマールはいかに考えているのか? 現在、右第5中足骨損傷の治療をするためにブラジルへ帰国中の天才アタッカーは、『Globo』のインタビューで、「マドリーのユニホームへの憧れはみんなが抱くものでしょ?」と口にしたうえで、自らの考えを明かした。
 

「でも、頼むから僕が『マドリーでプレーしたい』とは書かないでくれよ! 落ち着いてくれ! 僕はそんなこと言っていないからね!(笑) 。僕は夢をもう叶えたんだ。みんなが知っているように、僕の目標はバルセロナでプレーすることだったし、小さい頃から僕の夢は常にそれだった。そして僕はその夢を叶え、自分を何かをやってのけた人間だと感じているよ。それに今はパリでとても幸せなんだ」

 ただ、27歳とサッカー選手として最盛期にあるネイマールは、将来的な移籍の可能性については否定しなかった。

「サッカー選手の人生はとても速い。あらゆる物事が予想外の時に起こり、明日のことなんて誰にも分からない。今は僕もパリSGで幸せだし、すぐにクラブを退団したいなんて思っていない。これから3か月で何が起こるかを予想できる人なんているのかい?

 僕がパリを出ていくんだとしたら、それは市場が開くからではなく、オーナーの判断によるものだ。選手たちは逃げることができないからね。クラブに留まりたいと思っていても退団しなくてはならないんだ。これは僕のことを言っているのではないよ。ただ、例を挙げているだけさ」

 パリでの生活に満足感を示しながらも未来については明確にしなかったネイマール。サッカー界屈指のクラッキは、この先、どのようなキャリアを築くのだろうか。
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