ゴラッソを連発! ガンバ大阪が誇る強烈2トップ、“アデ&ウィジョ”がヤバすぎる!

2019年03月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

ツネ監督が“撫でて”いたゴールポストが…

ともに抜群の切れを見せているアデミウソン(左)とファン・ウィジョ(右)。Gアタックを力強く牽引する強力2トップだ。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

 ガンバ大阪自慢の2トップが爆発した。土曜日に行なわれたJ1リーグ第2節、アウェーでの清水エスパルス戦。アデミウソンが勝ち越し点を含む2ゴールを挙げれば、ファン・ウィジョが1ゴール・1アシストをマークし、ともに4―2の今季初勝利に多大な貢献を果たしたのだ。

 まずはアデミウソン。同点で迎えた58分、自身の浮き球パスに抜け出した相棒ファン・ウィジョが粘ってキープし、折り返してきたところをゴール左へ流し込んだ。あうんの呼吸でアシストした韓国人FWには、靴磨きパフォーマンスで感謝を示した。

「前半からマイナスのパスで(自分が)選択肢になれるようポジションを取っていた。ウィジョからパスが入ってきて、ありがたかったよ」

 この男たちの躍動はそこで終わらない。今度は69分、遠藤保仁の右FKからアデミウソンがニアサイドで頭で合わせ、鮮やかにゴールに流し込んだ。

「自分自身、身長の高い選手ではないので、真ん中にポジションを取るのは難しい。いつもニアを選ぶようにして触れる範囲なら相手の嫌がるコースにそらすようにしている」

 身長176センチ。あまりヘディングシュートのイメージはないが、ゴールポストに当てながらも決め切った。実はこの「ポスト」、ちょっとしたドラマがある。

 
 昨年9月21日、同じくアウェーでの清水戦。2連勝で迎えた一戦は、厳しい残留争いの最中のゲームだった。2点をリードして迎えた後半、G大阪は相手の猛攻に耐え凌ぐ時間が続く。最終的に1点差に迫られるもゴールポストに2度助けられ、かろうじて2―1で勝利。なんとその試合後、宮本監督は「少し運に助けられた」と、バスに乗り込む前にひとりピッチに戻り、左右のゴールポストへ感謝を伝えに行っていた。

 今回、アデミウソンのシュートを助けてくれたポストは指揮官が昨季、お礼で撫でていたもの。ふたたびチームを救ってくれたというわけだ。

 運をも味方につけたコンビに怖いものはない。次は韓国代表のファン・ウィジョだ。

次ページウィジョの心意気。「撃った瞬間は痛みを忘れた」

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事