バルサがベルナベウ決戦を制す! マドリーはまたしても決定力不足に泣く結果に…

2019年03月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

ラキティッチが値千金弾!

マドリーは17本のシュートを放ちながら枠内に飛んだのは3本だけ…。またしても決定力不足に泣いた。(C)Getty Images

 現地時間3月2日に開催されたラ・リーガ第26節、レアル・マドリー対バルセロナの一戦は、1-0でアウェーのバルサが勝利した。

 18歳のヴィニシウス・ジュニオールが鋭い突破でバルサ陣内をかき回すものの、フィニッシュのところで精度を欠くマドリーと、何度も押し込まれながらも好調ジェラール・ピケを中心とした最終ラインが踏ん張り、少ないチャンスを先制点に結び付けたバルサ。

 サンティアゴ・ベルナベウのピッチでは、3日前のコパ・デル・レイ準決勝第2レグの続きを見ているような、そんな展開が繰り広げられた。

 バルサが均衡を破ったのは26分、セルジ・ロベルトとのワンツーでセルヒオ・ラモスを置き去りにしたイバン・ラキティッチが右サイドを持ち上がり、角度のないところから名手ティボー・クルトワの牙城を崩した。

 バルサは、リオネル・メッシとウスマンヌ・デンベレが代わる代わるバイタルエリアに入り込み、たびたびボランチのカゼミーロを混乱に陥れていたが、これに対しマドリーは、スタメン起用されたガレス・ベイルがゲームから"消える"時間が多く、完全にブレーキに。ヴィニシウス一辺倒の単調なアタックは、次第に威力を失っていった。
 
 後半に入ってやや息を吹き返したマドリーだが、相変わらずゴールは遠い。ヴィニシウスのカットインからのシュート、カゼミーロのミドルはいずれもバーを超え、カリム・ベンゼマの渾身の一撃も、マルク=アンドレ・テア・シュテーゲンのセーブに止められた。

 トニ・クロースに代えてフェデリコ・バルベルデを、ベイルに代えてマルコ・アセンシオを投入したマドリーのサンティアゴ・ソラーリ監督は、76分、約8万人の大歓声に応えるように、確執が噂されるイスコをカゼミーロに代えてピッチに送り込む。

 それでも、試合の流れが劇的に変わることはなかった。

 試合は結局バルサが1-0で勝利。この結果、バルサはマドリーとの勝点差を12に拡げただけでなく、クラシコの通算成績を96勝51分け95敗とし、87年ぶりに勝ち越すことに成功している。

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