【名古屋】ジョー、風間監督も賞賛!C大阪戦で2ゴールの赤﨑秀平に漂う本格ブレイクの予感

2019年03月03日 本田健介(サッカーダイジェスト)

華麗なフィニッシュで2得点

C大阪戦で2ゴールの活躍を見せた赤﨑。チームに勝利をもたらした。写真:川本 学

[J1リーグ2節]川名古屋2-0C大阪/3月2日/パロ瑞穂
 
 チャンスを作りながらC大阪のゴールを割れず、嫌な空気が漂い始めた試合終盤、名古屋を救ったのは68分からピッチに立ったFW赤﨑秀平だった。
 
 79分、ボランチのジョアン・シミッチからの縦パスをゴール前でガブリエル・シャビエルがヒールパスすると、そのボールに反応した赤﨑は左足でループシュート。「思い切り打とうと意識しました。狙ってはいませんでした」と振り返ったボールは、見事に相手GKの頭上を越し、チームに待望の先制点をもたらした。
 
 さらに後半アディショナルタイムには前田直輝が相手DFから奪ったボールが回ってくると、右サイドから切れ込んで、今後は右足を一閃。対角線上のサイドネットを豪快に揺らし、試合を決める2ゴール目を奪ってみせたのだ。
 
 27歳のストライカーは、ポテンシャルは以前から高く評価されていた。鹿島、G大阪、川崎とこれまで所属したクラブはすべてJリーグではトップレベルのチームで、2013年に筑波大から入団した鹿島では、2015年にナビスコカップ(現ルヴァンカップ)のニューヒーロー賞を受賞した。もっとも、どのクラブでもコンスタントな活躍は見せられず、今季は筑波大時代の恩師である風間八宏監督の下で再起を図っていた。
 
 その選択は現段階では奏功していると言えるだろう。キャンプでキレのある動きを見せた男は、鳥栖との開幕戦でスタメンを確保。今節はベンチスタートとなったが、「監督のことは信頼していますし、絶対に決めようと思っていました」と有言実行の2ゴールを決めてみせた。
 
 そのパフォーマンスを風間監督は「やっとサッカーを思い出してきたなと。シュートに関しては元から魅力があります。彼は人よりも早いタイミングで打てる。その辺のことを思い出してきたんでしょうね」と評価する。
 

次ページ2トップを組むジョーは能力をべた褒め

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