イニエスタ、J初ゴールのビジャに賛辞!! 「彼は世界クラス」「安定をもたらしてくれる選手」

2019年03月02日 多田哲平(サッカーダイジェスト)

「チームが上を目指していくうえでは大事なことなので、期待をしています」

イニエスタ(8番)は同胞のビジャを称賛し、さらなる活躍に期待を寄せている。写真:徳原隆元

[J1リーグ2節]神戸1-0鳥栖/3月2日/ノエビアスタジアム神戸
 
 ヴィッセル神戸が1-0でサガン鳥栖を下し、ホーム開幕戦を勝利で飾った。殊勲のゴールを決めたのは、今年から加入した元スペイン代表FWダビド・ビジャだった。
 
 常に最終ラインの裏を鋭く突いて、相手に脅威を与えていたビジャの働きが実ったのは54分。ロングパスのクリアミスを逃さずにボールを拾うと、すかさずエリア内に持ち込み、冷静にゴールに流し込んだ。
 
 待望のJ初ゴールでチームに勝利をもたらしたエースのゴールに、スペイン代表やバルセロナでともにプレーしたアンドレス・イニエスタも、称賛を惜しまない。
 
「彼個人としてもそうですし、チームに勝利を与えてくれた意味でも、本当に喜んでいる。彼はこのチームにゴールをもたらしてくれる選手です。チームが上を目指していくうえでは大事なことなので、期待をしています」
 
 ビジャのさらなる活躍に期待するイニエスタはまた、「彼はトップでプレーしても左ウイングでプレーしても世界クラスのプレーヤーなので、チームに安定をもたらしてくれる選手だと思っています」と話す。

 ただし、イニエスタはビジャだけを特別視しているわけではない。他のチームメイトにも同様の頼もしさを感じるとともに、チームとしての強さをより重要視する。
 
「安定は、彼(ビジャ)に限らず、古橋(亨梧)選手だったり、(ルーカス・)ポドルスキ選手、三田(啓貴)選手、(山口)蛍選手、DFの選手だったりももたらしてくれる。大事なのは、チーム全体としての強さ。そういう意味で良い試合が見せられたのではないかなと思います」
 
 1点差のスコアを「僅差になってしまったのは残念」と悔やんだイニエスタにとっても、ホーム開幕戦に勝利した価値は大きいのだろう。ビジャのゴールラッシュと、クラブのさらなる飛躍に心を躍らせている。
 
取材・文●多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)
 
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