リーグカップ連覇に大貢献も優勝トロフィーを手渡されず…“前科”持ちのマンC俊英が話題に!

2019年02月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

なぜトロフィーを掲げさせてもらえなかったのか?

攻守に渡る奮闘でチームの優勝に小さくない貢献を果たしたジンチェンコだったが、表彰式では少し寂しい思いをしたようだ。 (C) Getty Images

 現地時間2月24日に行なわれたカラバオカップ決勝でPK戦の末にチェルシーを撃破したマンチェスター・シティは、今シーズンの初タイトルを獲得した。

 キックオフ直後から自陣にプレスバックして堅牢を敷くチェルシーに手を焼いたシティにあって、重要なタスクを握っていたのは、左サイドバックで起用されたオレクサンドル・ジンチェンコだった。

 22歳のウクライナ代表MFは、本職ではないポジションでの起用ながら抜群の機動力で気の利いたプレーを披露。前方にいるラヒーム・スターリングをサポートしながら、対峙した相手ウイングのウィリアンとカラム・ハドソン=オドイに一切の自由を与えなかった。

 陰の立役者として優勝に貢献したジンチェンコだが、試合後にちょっとしたシーンが話題となった。

 チームメイトたちと貴賓席に上がって喜びを分かち合い、トロフィーリフトをしている時だ。一人また一人と掲げていくなか、最後尾で順番を待っていたジンチェンコにはトロフィーが手渡されなかったのである。
 
 おそらくジンチェンコも、誇らしげにトロフィーを掲げ、壮観な光景を眺めたかったはず…。それでも順番が回ってこなかったのは、彼がある"前科"を持っていたからだった。

 遡ること約1年、昨年5月6日に開催されたプレミアリーグ第37節のハダースフィールド戦(0-0)後、シティは本拠地エティハド・スタジアムで盛大なプレミアリーグ優勝セレモニーを催していた。

 この時、ピッチ中央に設置された特設ステージに上がった選手たちが一様に喜びに浸るなか、皆と同じようにテンションを爆発させていたジンチェンコは、自身の背後に置かれた優勝トロフィーに接触。なんとピッチへ落としてしまったのだ。

 幸いにも大事には至らなかったものの、この"笑撃"的な一件によりチームメイトたちも警戒し、貴賓席ではジンチェンコにトロフィーを渡さなかったのだ。

 ただ、シティの選手たちも鬼ではない。ジンチェンコの貢献度を理解している彼らは、貴賓席からピッチに戻った直後、トロフィーを手渡し喜びを分かち合っていたのだった。

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