【横浜】強烈ミドルだけじゃない!開幕戦の三好康児をチームメイトや指揮官が称賛するワケ

2019年02月25日 志水麗鑑(サッカーダイジェスト)

「攻撃のスイッチを入れるところは示せた」

横浜の三好はG大阪との開幕戦でゴールを挙げ、笑顔を見せた。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

[J1リーグ1節]G大阪 2-3 横浜/2月23日/パナスタ
 
 敵地に乗り込んだG大阪との開幕戦で、横浜の三好康児が豪快な一撃を突き刺した。
 
 1-1のタイスコアで迎えた34分、味方とのパスワークから天野純が右サイドを突破すると、クロスは相手にクリアされるも、ボールは中央で待っていた三好に渡る。背番号41はワントラップをしてからすかさず左足を振り抜き、ゴール左上に強烈なミドルシュートを決めた。
 
 インパクト十分の逆転ゴールの効果は大きく、勢いに乗ったチームは38分にもエジガル・ジュニオがネットを揺らして追加点。勝利を呼び込んだ一発に三好は、「もちろん自分が決められたのは嬉しいですけど、何よりもチームが勝点3を獲れたことが一番」と喜んだ。

 新天地で幸先の良いスタート切った三好だが、開幕戦ではゴール以外にもその存在価値の大きさを示していた。試合後、横浜のアンジェ・ポステコグルー監督は、得点以外の部分で三好を次のように評価している。
 
「すごくタレント性のある面白い選手だと思っています。狭いエリアでターンなどをして、局面を作り出していました。これから、もっとコンビネーションが良くなると思うので、楽しみにしています」
 
 インサイドハーフでともに先発した天野は、また違った視点で三好を称える。
 
「中盤でのアイデアに、康児の発信で俺だったり、エジガルだったりがついていく。去年はあまりなかった形で、そこの感覚的な部分は(お互いに)合っていると思うので、中央突破もありましたし、すごいやりやすいです」
 
 相手のギャップでパスを受け、「ボールを受ければ前を向き、攻撃のスイッチを入れるところは示せた」と三好もG大阪戦のパフォーマンスを自負する。指揮官の言葉通り、周囲との連係がもっと深まれば、横浜の攻撃を牽引する存在になりそうだ。
 
取材・文●志水麗鑑(サッカーダイジェスト編集部)
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