名古屋・風間監督の金言!! 後半4発を引き出したハーフタイムのアドバイスは?

2019年02月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

前半はボールを支配するもののチャンスは少なく…

開幕戦で2ゴールを挙げたジョー。前半は目立った働きがなかったが、後半に爆発を見せた。写真:徳原隆元

[J1リーグ1節]鳥栖0-4名古屋/2月23日/駅スタ

 消化不良気味の前半から一転、後半に攻撃陣が大爆発を見せた名古屋が敵地での開幕戦をモノにした。

 試合後、フラッシュインタビューに応えた風間八宏監督は、4対0での快勝を次のように振り返っている。
「立ち上がりは硬さがあったが、徐々に自分たちのテンポができた。特に選手がハーフタイムで、自分たちのやるべきこと、ここにしっかり目を向けてくれた。その結果だと思う」

 指揮官がこう振り返ったように、名古屋は前半ボールを支配するものの、開始5分にカウンターから赤崎秀平が決定機を迎えた場面以外に、これといったチャンスを作れないまま45分を終えている。しかし後半、序盤のピンチを凌ぐと、63分のジョーの先制弾を皮切りに怒涛のゴールラッシュを披露。77分に再びジョーがヘディングシュートで追加点を挙げると、79分には大卒ルーキーの相馬勇紀が3点目。さらに89分にも途中出場の和泉竜司が4点目と続いた。

 無得点の前半を終えて、風間監督はハーフタイムに選手たちに対して「大胆に」と伝えている。この指示に関して、指揮官は次のような意図を明かした。
「ゴール前での動き。やっぱりペナの中をとるというところで、ちょっと動きがこじんまりしていたので、そこをいつも通りやろうという話をしました」
 
 まさに風間監督からの金言というべきか、後半の名古屋は指揮官のアドバイス通り、ペナルティエリア内への大胆な仕掛けや縦パスが増加。先制ゴールも、ジョーにはしっかりとマークが張り付いていたが、丸山祐市からのタイミングの良いかつ正確なエリア内への縦パスから生まれている。2点目は前半に攻め上がりの少なかった吉田豊の果敢なオーバーラップがジョーのゴールを呼び込み、3点目もシミッチとの連係から相馬が巧みにエリア内へと侵入。指揮官の要求通りのプレーが、後半の爆発につながった。

 風間監督はまた、「今日ここに連れてこられなかった選手たちも、すごい高い意識を持って取り組んでいる。誰を出しても安心だし、活躍してくれると思う」と、チームへの信頼を口にしていた。

 名古屋はホーム開幕となる2節、やはり開幕戦を勝利で飾ったC大阪と対戦する。

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