マドリー、欧州王者になってちょうど1000日。過去2シーズンは「チャンピオンにふさわしい数字」を記録

2019年02月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

4連覇を成し遂げられるか。

前人未踏の3連覇を成し遂げたマドリー。(C)Getty Images

 チャンピオンズ・リーグ(CL)はかつて、どのチームも2年連続でトロフィーを掲げられないことが話題になっていた。だが現在は、レアル・マドリーが2015-16シーズンから3連覇中だ。

 カルロ・アンチェロッティが指揮を執った2013-14シーズン、クラブの悲願だった"デシマ"(10度目の欧州制覇)を達成したマドリーは、翌シーズンこそ準決勝で敗退したものの、2015-16シーズンにジネディーヌ・ジダンの下で再びビッグイヤーを掲げると、そこから前人未到の3連覇を成し遂げた。

「カルチョのスカラ座」と言われるミラノのジュゼッペ・メアッツァで、同じ街のライバルであるアトレティコ・マドリーとの一戦を制した2016年5月28日から、今年の2月22日でちょうど1000日となる。スペイン紙『As』は21日、「マドリーが欧州王者として1000日」と取り上げた。
 
 欧州王者に即位して1000日という数字は、改めてマドリーの偉業を実感させる。それは、その1000日間における成績も同じだ。『As』紙は、ジダン体制で初めてCLを制覇して以降、マドリーが2シーズンで33試合を戦い、23勝5分け5敗を記録していることを伝えた。勝率は約70%に迫る。

 この間、マドリーは83ゴールを決め、失点は40だった。1試合平均にすると得点が2.5で、失点が1.21となる。『As』紙は「チャンピオンにふさわしい数字」と賛辞を寄せた。

 ただ、ジダンが退任した今季のマドリーが苦しんできたのは、周知の通りだ。後任のジュレン・ロペテギは秋に早々と解任され、引き継いだサンチャゴ・ソラーリ監督も今季いっぱいとの噂が絶えない。

 それでも、マドリーは決勝トーナメント1回戦第1レグでアヤックスに敵地で2-1と勝利し、ベスト8進出に向けて前進している。シーズン途中に始まったジダン体制で3連覇を遂げた"白い巨人"は、同じく途中登板したソラーリの下で4連覇を成し遂げることができるのだろうか。
 
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