【ACL】広島の柏がアジアの舞台で飛躍を宣言!「チーム、サポーターがひとつになって…」

2019年02月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

「広島の力がアジアでも示せるように頑張りたい」(柏)

左ウイングバックを務めた柏。後半途中からは右サイドにポジションを移し、得意のドリブルからチャンスを生み出した。(C)Getty Images

 2月19日、アジアチャンピオンズリーグ(ACL)のプレーオフが行なわれ、広島はタイのFAカップ王者チェンライ・ユナイテッドと対戦した。
 
 勝てばACL本戦出場、負ければ敗退―ー。勝利が必要な一戦で広島は東京五輪世代のMF松本泰志やGK大迫敬介など若手を多く先発させ、大一番に臨んだ。
 
 試合開始から広島は猛攻を仕掛け、何度も決定機を演出。ゴールが生まれるのは時間の問題かと思われた。しかし、この日の広島は決定力不足を露呈。10分に訪れたPKの絶好機を皆川佑介が決め切れないなど、ことごとくシュートを阻まれてしまった。

 後半に入っても決定機を生かせず、試合は延長戦へ。119分にはパトリックがこぼれ球を押し込んで得点を決めたかに思われたが、今度はオフサイドの判定でノーゴール。嫌な雰囲気が漂ったが、広島はPK戦を何とか制してACL出場を辛くも決めた。
 
 苦戦を強いられたチェンライ・U戦について、柏好文がフラッシュインタビューで試合を総括。「厳しい戦いでしたが、PKで勝ち切れたので良かったです。90分で仕留めたかったですが、こういう一発勝負は勝ち切ることが大事なので、勝ってACL本戦に繋げられたので良かった」と、内容よりも勝利を掴むことが重要だったとした。
 
 チームとしては3年ぶりとなるACL。一筋縄ではいかない相手が待ち構えている。元日本代表の本田圭佑が所属するメルボルン・ビクトリー(オーストラリア)、ブラジル代表のパウリーニョを擁する広州恒大、韓国FA杯王者の大邱FC。いずれもタレントを擁する難敵だ。
 
 そうした相手に対し、柏は「非常に厳しい戦いが待っていると思いますが、チーム、サポーターがひとつになって、広島の力がアジアでも示せるように頑張りたい」と決意を表明。クラブに関わる人たちとともに、アジアの舞台で飛躍することを誓った。

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